2024/05/19 失われた30年をめぐって
おはようございます🙏
この引用記事の方もいま頃、「ハラスメントなんて概念がなかった」当時を振り返りどう思われているのだろう。
それにやられて病んでいる私は果たして弱いだけなのだろうか?同年代なので空気感の感じ方が痛いほど分かる。
ハラスメントとは、社会が陽性から陰湿になった証かもしれない。バブル期の底抜けの空気感と相容れない閉塞感である。ノリで許されていた節もある。
失われた30年への転換点は何だったのかわからないです。その頃は阪神淡路と地下鉄サリン事件がありました。
私にとってたしかなのは、311をきっかけにした閉塞感の増強です。それに輪をかけたのがコロナ禍によるデジタルデバイドと世代の決定的な分断ではないでしょうか。
要は誰が何と呼びかけて見ようともう、この社会が昔日の姿を見せることはけっしてないでしょう。自分自身が不可逆的に病んでいるのも、孤塁を守っている訳ではありません。むしろ流されて生かされている格好です。
健常者にしかわからない世界もあるし、障害を負っているからわかる世界も存在してます。
ただ、ハラスメントの種を含んだ社会にはもう戻れません。
レコードに例えるとヒット曲のA面しか知らない人もいます。誰しも好きになるヒット曲なんかに背を向けて、ひたすらB面の、大多数の人が知らない世界に安住することになる自分達もいます。
有り体にいえばA面は「勝ち組」、B面は「負け組」に対応してます。共に生きることは実際にはきれい事であり、社会には互いに平行線をたどる差別と分断があるのです。はっきりしているのは、絆でもがんばろうでも繋がろうでもなく、不覊独立でもなく、孤立しかないことです。
よって、同窓会ではA面とB面の人が交わらないのです。
私自身には不幸な再会でしかないです。
2024/05/19 ここまで
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