人生は呪いを解放し続ける営みかもしれない
こんにちは!人間修行中のおかもってぃです。
年末年始にかけて、いろんな人と話す機会がありました。
その中でつくづく思ったことは、「みんないろいろと呪われている」ということでした。もちろん、自分も含めて。
壮大なことを言ってしまえば、、、
人生とは、呪いに気付いて、それを祓う。そして、また新たな呪いに気付いて、それを祓う。
そんなことをエンドレスループする営みなのだと思います。そう、終わりはありませんwww
ただ、呪いが解けると、人生の感じ方は少しずつ豊かになっていきます。大きな呪いほど解くのが大変で、ときに痛みも伴うため、その存在に気付かずに一生を終えてしまう人もいます。でも、そういった大きな呪いほど、解いた先に出会える世界は尊いものになる。
そんなわけで、新年早々縁起でもないですが、今日は『呪い』について書いていきたいと思います。
コンビニに行ってもコーヒーを買っても、両面宿儺の器に出会うほど、世間的にも呪いが流行っているからいいですよね?笑
みなさんも、自分自身がかかっている呪いに想いを馳せてみてください、笑
呪いとは『自分自身を縛る思い込みや価値観』
『呪い』と書くと、おどろおどろしいですが、要は自分自身を縛る思い込みや価値観のことです。
世間的によく言われる呪いをいくつか挙げてみます。
①学歴コンプレックス
偏差値にこだわるとか、良い企業・有名な企業に入らないといけない、みたいなことも似たような部類に入る気がします。社会的なステータスへのこだわりが強い状態です。ちなみに、あとでも書きますが、学歴がなくて自信がない状態だけでなく、学歴があることを誇っている状態も同様に呪われています。
②人に迷惑をかけていけない
これもよくある呪いですね。責任感のある人にありがちな思い込みの一つに過ぎません。この呪いが強いと、人に頼ることが苦手で、人からも頼られにくい人になりやすいです。
『呪い』と言ってしまうと強烈な言葉ですが、みなさんもイメージがつかめましたでしょうか?自分にもありますよね?いろんな呪い。
大きくて重い呪いの多くは、幼少期の体験や親からもらうものがほとんどだと思います。でも、社会的な常識、誰かのふとした一言など、些細なことから呪われることもあります。
呪いが解けるとは、「そんなことどうでもいい」と言えること
次に、呪いが解けた状態について書いていきます。この概念は非常に重要なので、『自己肯定感が低い』という事例をケースに説明します。
よく、自己肯定感が低いって悩んでいる人いますよね?
エヴァンゲリオンのシンジ君に自身を100%投影していた僕も、ほかならぬその一人でした。
このような人が世間に溢れている結果、、、
自己肯定感を上げるために自分を褒めよう!
自己肯定感を上げるために身体を作ろう!
自分を愛するためにうんぬんかんぬん、、、
みたいなアドバイスが出回っています。
でも、『自己肯定感が低い』という呪いが解けた状態は『自己肯定感を高い』状態ではありません。
正解は『自己肯定感が高い低いなんてどうでもいい』と思える状態です。
もう少し丁寧に言ってあげると、「自己肯定感が低い時も、高い時もある。それでもそんな自分を愛している。」と言える状態です。
自己肯定感が高いも低いも同じ軸
どういうことかと言うと、、、、
自己肯定感の高低にこだわってるうちは、同じ評価軸のままなんです。
何がしかの努力によって、自己肯定感が高まった!という状態に達したとしても、それは、何かを達成したという条件に支えられている自己肯定感でしかありません。
その達成した条件が満たされなくなった場合やより大きな要因によって、再び自己肯定感が低い、という状態に悩むことになってしまいます。
身体にコンプレックスがあり、頑張ってダイエットして自分に自信がついたけど、リバウンドしてしまい、また自己肯定感低くなった、とか
高校受験に失敗したけど、大学受験で挽回した!ちょっと自信がついた気がするけれど、就職活動では名のある大企業に入ることができず、自己肯定感が低くなった、とか
こんなイメージですね。自己肯定という事象にこだわっているうちは、自己肯定に関わる悩みは決して解決されないんですね。
呪いを解くためには、自己肯定感の高低なんてどうでもいいと思える軸に移動する必要があります。
良く引用されるアインシュタインの名言がこのことを分かりやすく表現していると思います。
呪いを解くためには、自分自身の視点を一つ、上げる必要があるのです。
呪いを解く方法は?
さて、ここまでで呪いが何か?呪いが解けた状態とは何か?をある程度つかんでもらえたと思います。
ここで、呪いを解く具体的な方法をみなさんにぜひシェアしたいのですが、、、
残念ながら僕はそのメソッドを持っていませんwww
コーチやカウンセラーなど、人の心理を扱うことを仕事にしている人は持っているスキルだと思うので、気になる人はググってみてください。
メソッドは持っていないのですが、お伝えすべき重要なことが2点あります。
①呪いに気付くことが大切
一つ目は、呪いに気付くことが大切、ということです。ただ、言うは易し、行うは難しとはこのことで、呪いに気付けないからみんな呪われているわけなんですよね。というか気付いた時点で呪いは8割方解けている気もします。
呪いに気付くヒントは日常生活にあります。こんな場面に出くわしたら、何に呪われているかを探ってみてください。
・思うようにいかない事象が連発する
付き合う彼氏が毎回メンヘラとか、職場を変えてもパワハラ気質の上司にあたるとか、、、
人生とは丁寧なもので、『自分の呪いを自覚させられる機会』が頻繁に訪れます。全く同じような形を取るときもあれば、形は違うけれど同じ呪いの表象だったりします。
「なんか毎回同じパターンに出くわしている」と思ったら、それは何かのシグナルです。
・めっちゃイライラする、やたらとザワザワするなど、自分の情動が大きく揺れる
自身の感情は呪いに気付くための良いシグナルです。今流行っているマインドフルネスも、本来は心を落ち着けるためのものではなく、身体の内側で怒っている微細な反応をつぶさに観察するための訓練なんですよね。
感情は必ず身体反応を伴うので、情動が湧いたり違和感が生まれたら、その反応を逃さずに捉えて観察してみると何かが分かることもあります。
②呪いを解くことを目的にしない
二つ目は、呪いを解くことを目的にしない、ということです。
たぶんなんですけど、呪いって解いても解いてもいくらでも出てくるんですよ。この世には純白なんて存在しませんからね。真っ白いと汚れがすぐ付きますし。
なので、呪いを解くことに人生を捧げていたらそれだけで人生が終わってしまいます。
なので、呪いが邪魔になってきたタイミングで向き合えばいいと思います。
無視しようと思っても、呪いの方から強力にアピールしてくるので、相当な強い意志がないと無視できないと思います。
ただ、無視すればするほど、そのアピールはたぶん激しくなる、、、
なので、そうなる前に対処しておきたいとは思いますが。
呪い自体に良い悪いはない、すべては目的次第
ここまでさんざん書いてきましたが、呪い自体が悪いわけではありません。言葉は強いですけどね。
目標設定だってある種の呪いです。
僕がこうして毎週noteを書かざるを得なくなっているのも、一種の呪いです(笑)
ただ、そうした呪いによって行動が促進されているのも事実です。
物事の良し悪しは、目的や目標があって初めて判断可能です。
その呪いがあることが良いのか悪いのかは、自身のゴールありきでしか決まらないんです。
人間じゃない存在の感じていることを知ってもらいたいという目的があるため、毎週noteを更新し続けるという呪いは自分にとって良い方向に働いているんですね。
呪い自体に良し悪しはないです。ただ、それが自分の目標や目的を達成するために障害になっていると感じたら、その時に向き合ってみればいいのだと思います。
感じている自分の課題
ここまで読んでくださった方々に感謝の意を表すために、今、自分がなんとなく感じている呪いを紹介します。
そして、こうやって言葉に出来てしまっている時点で、たぶんまだその呪いの本質に気付けていないと思います(笑)
他者の批判がめっちゃ怖い
他の記事でも書いたのですが、、、
僕は他者から評価を受けることがものすごく苦手です。
苦手過ぎて、良いフィードバックと批判の区別も付けられません。
自分が丁寧に心を込めて作ったものが批判されるのとか本当に耐えられません。
いつか、そんなことはどうでもいいと思える日が来るのでしょうか。まあたぶん、必要だったらこの自分と真剣に向き合わないといけないタイミングが来るのでその時に考えましょ!
しっかりお金を稼がないといけない
『しっかり働かないといけない』もたぶん同じ領域な気がしますが、これは根強くあります。
自分の知り合いに、しばらく仕事をしないでのんびりする、みたいな選択肢を取っている人は多いのですが、僕は怖くてそれが出来ないんですよね。
しばらくニートをしてみるとか、そんなことをしてみたら分かるのでしょうか?
元をたどると両親の影響に行きそうですが、、、
そして、面白いことに、、、この文章を書いている今もザワザワしてます。
自分の無意識がかなり抵抗してますね。本当は分かっているけど怖くて向き合いたくないパターンだなこれ、笑
自分を変えたいと思って昔はよくセミナーに行ってました。
でも、この記事でも書いたんですが、
自身の呪いを解くカギは、自分自身の日常の違和感にしかないと思います。
せっかくの新年、みなさんも良かったら自分の呪いと向き合ってみてください♪
最後まで読んでくださりありがとうございました!(今回も4,000字に達してしまった、、、読んでくださった方、本当にありがとうございます_(._.)_)