過去と比較して落ち込んでいた自分へ~自力と他力の間
先日、エンジニアの中では有名な資格である、AWS Solution Architect Associatorという資格を取りました。
受験を決めたのが1月末、受験日が2月末だったため、2月の1か月間はひたすら勉強をしてました。
本業の方も研修中で勉強三昧。
本業が終わったら試験勉強。
土日は本業の方の勉強と試験勉強をひたすらこなす。
1か月間頑張ったおかげで、何とかギリギリ合格できました。
なんとか合格できたからいいんですけど、、、
いかんせん、この1か月けっこう辛かったんですね。
試験対策用の講座を50時間近く視聴
模試を6回分3周する
試験勉強をがっつりやるのは本当に久しぶりだったので、とても大変でした。
過去の自分はもっとすごかった?
ただ、今回の1か月とは比にならないくらい頑張っていた過去の自分がいるんですね。
それは、大学受験時の自分です。
今の自分からすると信じられないのですが、毎日12時間以上の勉強を10か月近く続けていたんですね。
その時の自分と比べると、たったの1か月。土日の勉強時間もならすと1日5~6時間くらい。
全然大したことがないわけなんですね。
こんな風に過去の自分と比較したときに、今までの自分が陥っていたパターンはこれでした。
昔の自分は出来たのに、今の自分は出来ていないのは良くない。もっと努力しないと。
こんな風に自分を責める方向性にいっていました。
でも、今は違います。
当時の自分が頑張れていたのは、自分が凄かったのではなく、自分以外の要因が大きかったからだと納得してるからです。
自分の成果は自分の成果ではないかもしれない
大学受験時のときの環境ってこんな感じですよね。
同級生もみんな受験をするので、学校に行けばみんな当たり前に勉強している(進学校の場合ですが)
塾に行けば当たり前にみんな勉強している
食事の用意や家事に気をつかう必要があんまりなく、社会的にも高校3年生は受験勉強をすることが当たり前なので、勉強ばっかりしていても誰も文句を言わない、むしろやってないと心配される
かたや大人になってからの自学環境ってこんな感じ
特別なコミュニティに属さない限り勉強は一人で粛々と行う
こっそり勉強を辞めても誰にも気づかれない
試験勉強以外にも、家事やその他の用事など、様々なタスクが勝手に生じてなんやかんや時間を取られる
こんな具合に、大学受験の期間は、社会、世間、家族、すべてのリソースが受験を応援してくれるゴールデンタイムなわけで、大人になった今とは環境が違い過ぎるんですね。
もちろん、個々人の意志力の差もあります。でも、自分以外の何かの要因って想像以上に大きいわけです。
当時の自分は確かにすごかったと思いますが、それを成しえていたのは決して、自分だけの力じゃないと思うんですね。
僕らはいつだって生かされ助けられている
2年前に、戸籍をたどって家系図を作ったんですね。
私のおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんくらいまで、たどることができて、岡本家宗家の方のお墓も発見しました。以来、毎年お墓参りに行っています。
こんな風に連綿と続く岡本家のご先祖様を並べてみて以来、自分の命が自分一人だけのものではないということを強く実感するようになったんですね。
自分が今生かされていること自体も、時代を生き抜いてきた先祖がいるからに他ならない。
命そのものが他力発祥であり、人間はいつだって他力に囲まれて生きています。
頑張って出した成果も、自分だけでなく、誰かや何かの要因や支えで得られたものである可能性は高いんですよね。
そんなわけで頑張った自分にキングダムの最新刊を買ってあげた
自分の頑張りは、決して自分だけのものではない。
というわけで、自分へのご褒美にキングダム最新刊を買ってあげました。
えっ!?つじつまが合わない???
だって頑張ったんだもの、笑
いいじゃないこれくらい。
扈輒と桓騎の戦いがま~いいところなのよ。
自力と他力、完全に他力にゆだねることは違うと思うけれど、自分の想像以上に、他力の影響はたぶん大きい。
さて、次は何を頑張ろうかな^ ^