人間じゃない人間はふわふわしている
「君はいつかいなくなってしまう気がするんだよね」
大学院を休学して人生に迷子だったころ、大学生のインターンを斡旋しているベンチャー企業のインターン選考を受けたことがありました(ややこしいな、笑)。
自分自身もインターンで貴重な体験をしたことがあったため、今度は逆に、自分が大学生側を支援する立場になりたい、と思ったのが志望理由です。
小規模のベンチャーだったので社長が直接面接をしてくださったのですが、その社長にこう言われました。
「君はいつかいなくなってしまう気がするんだよね」と。
こちらとしては、自分の課題意識に基づいた明確な理由を携えて行ったつもりだったのに。。。
当然、そのインターンの選考は落ちました。
当時の自分としてはとてもショックでした。
ただ、この面接を受けたのが2014年の11月頃。
そして、翌年の3月に僕は沖縄県の久米島に行くことになります。
社長の予言通り、インターンをやっていたとしても、僕はおそらく「いなくなっていた」んですね。
なんで、あの社長は、僕がいなくなることを予想できたのだろう???
それはきっと、人間じゃない人間の持つ所在のなさが原因だったのだろうなと、今だったら思います。
今日は、そんな風に、なんだかふわふわして見える、人間ではない存在について書いていきたいと思います。
※このブログは、『人間ではない人間』なるものの存在について書いています。以下の記事に、『人間ではない人間』について詳しく書いてますので、まだお読みになっていない方は、良ければそちらからご覧ください。
人間でない人間の持っているふわふわさ
誰かと話していて、その人から「所在の無さ」を感じたことはありませんか?
「ふわふわしてるな~」とか
「ふらふらしてるな~」とか
「地に足がついていない」とか、、、
人によって表現は様々だと思いますが、そんな風に感じた人がいたとしたら、その人は人間ではないかもしれません。
なぜ、人間ではない人間は「ふわふわ」して見えるのか?
その理由は、その人の欲求が見えないことと自尊感情の低さに由来します。
人間ではない人間は、自分の欲求に気付けない
以前の記事にも書いたのですが、人間ではない人間は、自分自身の欲求に気付けません。
自分の欲求に気付いていないために、話を聞いていても、その人が何をしたいのかが全然ピンと来ないんですね。
なので、たとえ口で何かを語っていたとしても、その言葉に芯が感じられません。
インターンをしていた当時の僕は、
「自分自身も進路で悩んだから、進路に悩む学生の力になりたい」と言っていました。
ただ本当は、それをやりたかったわけではなく、自分自身の過去の劣等感に引きずられているだけだったんですよね。
なので、面接をしてくれた社長は、「こんなことを言っているけど、本当にやりたいわけではなさそうだな。。。この子は結局何がしたいんだろう?」
そんな風に感じていたのだと思います。
人間ではない人間は自尊感情が低い
加えて、人間ではない人間は自分に自信がありません。
そのために、、、
『自分が求められる、必要とされる場所に惹きつけられる』
こんな行動傾向があります。
自分に自信がないから、自分の欲求ではなく、人の期待を満たす選択を無意識に取ってしまいます。
大学院を辞めて沖縄の久米島に行ったのは、当時、どこにも居場所を感じられなかった自分を求めてくれたからでした。
こんな風に、自分の欲求に気付けず、自分を求めてくれる場所があれば引き寄せられてしまう。
こういった行動特性があるため、人間ではない人間はフワフワしているように見えるんですね。
まとめ
「この人、口ではいろいろ言っているけど、あんまり本心が分からないな~」という人がいたら、その人はもしかしたら人間ではないかもしれません。
もし、そういう人がいたら、、、温かく見守ってあげてください、笑
最後まで読んでくださりありがとうございました!