パロディスター 製作日誌①
監督した作品が7月に映画館で公開されます。やったー!やばくね?
もうこんなんメジャーデビューみたいなもんですやん!うひゃうひゃうひゃ…
いやでもあれやな。まさかドキュメンタリー映画やとは思わなんだな、、、
歌モノのロックバンドでギターボーカルやってたのに、気がついたらインストセッションバンドのサイドギターでデビューするみたいな。
築地の寿司屋で修行してたのに、任された店が千歳烏山の創作和風居酒屋だったみたいな。
いわゆる劇映画と呼ばれるものは昔から金曜ロードショー(ハムナプトラ×100)とか木曜洋画劇場(スピーシーズ×6兆)でたくさん観てきたけど、ドキュメンタリーと思い返すと”世界の車窓から”を歯磨きしながら観た記憶しかなかった。
そんな‼︎ わいが!! ドキュメンタリー映画を作ってしもたんやっちゅう話やがな!!
なあ工藤ぉ!! [cv.堀川りょう]
いろいろ大変なこともたくさんあったけど、もうあとは劇場公開されて、巨万の富を得てシャンパン抜いて女優とかにモテまくってフェラーリ乗り回して脱税してドバイとかに住むだけかあ。と、最高人生設計を妄想しながら歌舞伎町の早朝ヘルスの列に並んでいたところ、そこにノーブレーキの8tトラックが突っ込んできた。
思いっきり跳ね飛ばされて地面に横たわる僕がゆっくり目を開けると、そこには山のようなトー横キッズの死骸と横転したトラック。
そして運転席から降りてきたのは今回のドキュメンタリー映画のプロデューサーだった。
全身複雑骨折で出血多量の僕の前に歩いてきたプロデューサーはゆっくりしゃがみこんで言った。
「監督、パロディスターの告知いろいろがんばろうね」
僕は大量の吐血をした後に、流れ出る臓物を体内に押し込みながら答えた。
「いやあーほんっとすね!がんばりまぁす!!」
作ったら終わりなわけねーじゃん、こっからが本番っつーハナシ。夜露死苦‼︎‼︎
7/8[sat]-7/21[fri] 新宿K's cinema パロディスター 劇場でお待ちしております。