くるり「旅の途中」はなぜ私の心に響いたのか?
私は 2ミックスの勉強をしている。
私が現在目指している2ミックスは以下のようなものだ。
1:各楽器の動きがしっかり聞き取れるもの
2:広がりが感じられるもの
3:音圧が十分にあるもの
特に「1:各楽器の動きがしっかり聞き取れるもの」が難しい。
各楽器の動きを聞き取れるようにするために音量を調整する。
この音量調整が難しい。
大きすぎると他の楽器を侵食するし
小さすぎると埋もれてしまう。
動きを聞こえるようにしても
今度は音圧が不十分になってしまう。
などなど
私の技術力ではまだまだ理想のものには辿り着けない。
そんな中で出会ったのがこの曲。
くるりの「旅の途中」
アルバム「ベスト オブ くるり / Tower OF Music Lover 2」に収録されているものだ。
この 2ミックスが素晴らしい。
私が目指している3つのポイントが十分に満たされている。
特に
各楽器の動きがしっかり聞き取れるところが
もうなんというか、完敗である。
なぜなのか?
以下に思い当たる理由を書いてみる
・パッド系の楽器が少ない。なので、各楽器の動きが目立つ。
・低音がかなり抑えられている。なので、各楽器の中域がよく聞こえる。
・ボーカルが大きめ。なので、他の楽器の音量も大きくしても曲として成り立つ。
・ドラムがない(カホン?)。なので、ドラムで使用する帯域を他の楽器に回せる。
・ライン録音がない(かな?)。なので、なんとなく各楽器に空間を感じることができる。
この辺り、思い当たることを自曲の 2ミックスにも適応して
正解を探していくことにしよう。
なぜ、
くるり「旅の途中」は私の心に響いたか?
それは
自分が目指している 2ミックスの完成形を体現している
から。