【夫婦】日常が崩れる瞬間は突然と知ってはいても
先に言うと今の私のいわゆる日常が崩れたわけではないのですが、昨日というか、今日か
昨日の深夜2時ごろアクシデントがありました。
仕事を終えて、スヤ太がテーマのnoteを投稿して帰宅すると妻が頭をかかえてうずくまっていました
激しい頭痛ですね
妻は頭痛もちですが、いつもと様子が違うように見えました
いくつか最低限の質問をして、様子を伺い「これはいかんな」と判断し119に連絡しました。
救急で脳のCTを撮れるところを探してもらい救急隊の皆さんのご協力のもとスムーズに近くの病院へ
結論を言うと、大きな問題はありませんでした
ただ、私が知っている情報として彼女が無茶をすること
そしてこちらの注意を聞かないこと
実の母親が30代の頃に頭の病気を患ったこと
最近体に不調を感じていて、ようやく来週は医者に行くと約束していたこと
そんな心配がありました
スヤ太を起こし抱っこしながら救急車に同乗し
小一時間ほど検査の結果を待ちました
待っている間、私の中では7割の確率で入院、2割の確率で帰れる、1割の確率で重症と思っていました
結果的には2割を引いたわけですが、振り返ってみると私は意外と冷静でした
会話の上手な4才になったスヤ太に状況を説明しました
心配の中でもスヤ太に教育する余裕、ではないですがそんなことも言いました
いつもワガママが過ぎる甘えん坊スヤ太に
「いいかい、大変なことがあるからね、おもちゃ全部ほしい!がダメなのが分かったかい?」
ワガママ放題のスヤ太も素直にうなづき「はい」と言いました。
待っている間、聴覚を研ぎ澄ませます
医療の知識はありませんが、脈拍は分かります
多少心拍は早いようですが、安定はしている様子でした
脳内で出血していたとしても大量ではなく少しずつであろうという可能性が高くなる喜びを感じました
遅い時間に何とか対応してくれた先生の見逃しが無いように
私も素人なりにパラパラスクロールされる脳のスライス写真を凝視しました
私も毎年CTを受けているので写真を見ること自体は慣れていました
たしかに、血だまりのような物は無い
理由は不明だが、たちの悪い頭痛だった
という結果です
眠そうに帰る先生の背中にお礼を言いました
帰りのタクシーの運転手さん
新潟では四葉タクシーさんはいつも対応がよく、ここで紹介しておきたいほどです
人情味を感じるタクシー会社さんという印象
本当にありがとうございました。
私は好き勝手に生きてはいますが、いつも覚悟はしています
日常に浸かっていると突然に崩れることを
これまで家族の死、友人の死を体験してきました
職業柄、お仏壇を作ることがあるので
数百人の多くの方の死、そして残されたご家族と関わってきました
私たち普通の人ができることは
たとえば私なら日々の炊事をしているので、妻に足りない栄養を考慮したり
角が立たないように通院を促したり
その程度のことしかできません
先祖が残した遺伝子という設計図
運命みたいなものにあらがうにはとても非力だと分かっています
その不安を埋めるために民間療法や中には詐欺まがいのことなどが存在するのだと思いますが、ムリなものはムリです
起きたことは、受け入れがたいとしても
どこかでなるべくしてなったと受け入れなければ前に進めない場面がやってきます
事故や事件は別ですよ
私のように好き勝手40年生きても病気のない人もいるし
健康に最大限の気を使って生活しても若くして大病を患う方もいらっしゃいます
本当に、与えられた運命は不平等だと思います
思いますが、少なくとも双方に言えることは
今あることに感謝できることに気付くことが大切ということです
新たなものを得るより、足元を見て見つける方が早い
誰かと比べるでもなく
今あることが嬉しい
そんなピースをこれからも見つけていきたいし、そのお陰様の対象にありがとうを伝えたり挨拶をしたりしようと思いました
どんなに忙しい日々でも最低限は伝えなきゃと思いました
何かある度に、そんなことを思っては忘れて
繰り返す学習能力のない私でも
これまでもらったありがとうを忘れたことはないです
これまでありがとうをくれた皆さん
本当にありがとう
わたしは今日もたしかに生きていますよ
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