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優秀な後輩

わたしには、優秀な後輩たちがいる。
わたしの言うことをちょっと聞いてくれて、下の学年で一目置かれてる、みたいな存在であります。
部活も、委員会も違うけど、同じ学校で年下で。
例えば菅野彰さんだ。
わたしはずっと漫画クラスなわけだが、菅野さんはずっと小説クラスです。

昨日、菅野さん原作(戯曲を書き下ろしている)の朗読劇、
『朝彦と夜彦1987』を観て来ました。
わたしは朗読劇は好きな方で、作者本人が読むのも好きだし、声優さんや役者さんが読むのも好きだし、何十回かくらいは観ていますが、ベスト3に入るくらい好きだと思いました。とても良かった。
14日までやってるんで急いで書いてるけど、まあ、ちょっと時間ないですかねえ。でももし良かったら。損しないですよ!

シナリオがずば抜けて良かった。
わたしは朗読劇は、まずシナリオが良くなくては話にならんと思っています。
それから役者さんが良かったです。平野良さんと村田充さん。
(余談だがわたしは村田充さんの骨格が好き)
役者力なしでは「劇」になりません。
小説家本人が読み上げる「朗読」には、「正解」に近い趣がありそれはそれでステキなのだが、「劇」とは違うもの。
朗読劇は、数名の演者が舞台に上がり、セットは簡素であとはライトと音楽、みたいなことが基本です。
今回も、2人の役者と、椅子がひとつの舞台。
とてもよかった。
その殺風景な場所に、お話しと台詞と、演出と、役者の力で全てが生み出されていくのです。
懐かしく、恐ろしく、いじらしく、痛々しい、『朝彦と夜彦1987』でした。
この朗読劇をどう解釈するかは、観た人に委ねられていて、
‥‥わたし的には、希望に満ちてるね!

観終わってから、久しぶりに友達と菅野と渋谷で飲みました。
たったいま観てきた舞台の話や、近況報告や、仕事のこと、仲間のこと、いろいろ話せました。
お酒飲みながら、昔のことと今のことを話したりできる友達がいるのって、最高だなと思う夜でした。
20年以上も前の話は、子供にはできないでしょうよ。
わたしっておとなーーー!笑
(菅野とわたしは、お互いデビュー前からの友達なんです)

渋谷はピンクかった。
あん肝は美味しかった。
刺身盛りも美味しかった。
おばんざいも良し‥!
菅野が日本酒を飲みたかったからだ。

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高河ゆん
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