みやむーちゃんとおしゃべりした話を聞いてください。
声優の宮村優子さんの対談集が出たよ。
50歳になるのを記念して、とっても読み応えのある本になってると思うよ。
光栄にもお呼ばれして、お話しさせてもらってきました。
さてさて、わたしとみやむーちゃんの間にはいったいどんな関係があって対談となったのか、意外にも浅からぬご縁があるんですよ。
そこはこの本を読んでもらえたらと思います。
久しぶりにお目にかかったみやむーちゃんは、とても瑞々しくすっきりとしていて、50歳になる方には見えませんでした。
少女のような姿かたちも好きだけれど、みやむーちゃんの仕事や生き方が好きです。迷走しそうなところも、強くて弱いところも、好きです。
強いってことは、負けないってことだけじゃなくて、折れても立ち上がるってことだと思うから
みやむーちゃんの、結局タフなところがすごく好きです。
ああいやもう理屈抜きで、こんな人が目の前に現れたら好きになるでしょ、ふつうに。
この本が作られるにあたって、深く関わり協力しているみやむーちゃんのマネージャー・高野さんは、わたしの長年の友人でもあります。
わたしも高野さんも、そして多分みやむーちゃんも、この業界かけだしの頃に、何者かになる前に出会いました。
同人誌からきた漫画家、新人声優、なんでもできる業界の便利屋さん。
みたいな。笑
もちろん他の対談者のみなさんは、わたしなんかより深く長くみやむーちゃんとの関係を築いているわけですが
何を言いたいかというと、この本の背景には、数十年の時間とその間に途切れても細くても(あるいは太い人もいる)続いてきた人間同士の関係がある。
その意味でも、この本はとても美しく作られていると思う。
50歳という区切りのタイミングで作られた商品、ということだけじゃなくて、みやむーちゃんの人生の中で、ていねいに作られた良い本だと思いました。
特に40代以上の人にはムネアツだよ、万感の思いがこみ上げますよ。
高野さんからのロングインタビュー、庵野秀明監督の特別寄稿、内容はもちろんこの人たちがこの本に登場したこと自体がステキです。
みやむーちゃんにとっては、欠かせない人物だと思う。
わたしのパートではね。
とにかく女性としてのみやむーちゃんのパワーに、圧倒されてます。
ダンナを支えること、子供を育てること、自分自身の仕事やキャリアをどう考えるか。昔話から、現在、ちょっと先のあたりまで。
対談てゆーか、めっちゃ楽しくてふつうにおしゃべりしてしまいましたが、みやむーちゃんのお話はたっぷり聞けたと思う。
よかったらみんなも聞いて。
読んで。