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柚木沙弥郎先生
柚木沙弥郎先生をご存じだろうか。
先生は今年の1月に亡くなられてしまったが、101歳まで現役だった染色家、クリエイター、アーティストです。
とてもカッコいい作品を作っていた人です。
わたしは去年初めて(不勉強( ;∀;))沙弥郎先生の作品を展覧会で見ました。
この時沙弥郎先生は100歳で、ご存命でした。
長生き現役のクリエイターって、カッケ―!と思いました。
わたしの好きなIDEEというインテリア、雑貨のブランドで、たくさんの作品を残しています。
沙弥郎先生のことを知らないうちに、わたしはずっとIDEEで沙弥郎先生の作品に触れていたようです。
展示会や動画を見るようになって、すげえかわいいおじいちゃんだな。
と思ってました。
いえ、尊敬してました。
いえ、いまもしてます。
沙弥郎先生は、たくさん染色をして、絵を描いて、写真を撮って、旅をして、季節ごとに家族に手作りのカードを送ったりして、のびのびと生きてて
それは戦争だって潜り抜けてきているし、101年もの間にはわたしなんかが想像できないほど大変なこともいっぱいあったと思うけど
全体的に、ほんとうに、かわいい、カッコいい生き方の男性、クリエイターだなと思います。
なんかこう、「豊か」ってこういうことかなって思います。
沙弥郎先生のような方を知ると、クソ、やっぱ作品に人格や人生はにじみ出るんではないか‥‥?と感じて
震えあがらざるをえません。こわい。
そんな沙弥郎先生の、今年出た画集がステキだよ。
平凡社刊。
平凡社さんの本て、すごくきっちりきちんとしっかり作られていて好き。
何か所も誤植を発見して閉口する文庫本の出版社とは話が違う、どことは言いませんが。
きちんとした本というのは、作者の思惑が反映されて、編集からの協力とリスペクトが全行程に対してある、この画集もそうです。
そういう本は、作るのに時間も費用も手間暇もかかります。
台割からして作りが違うのがわかる、わたしもこういう本作って欲しいな。
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とても細かい記録によって 一緒に旅をしているかのような臨場感が楽しい
わたしは旅行記が大好きなので、じっくり読んでます。
文章量はとても多いです。
最近は電子書籍ばっかりなんだけど、これは紙の本で読みたい。
芸術、読書の秋フェスティバルにふさわしいご本です。
よかったら、夜長にぜひ。
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