【本気100% 実行委員長の気持ち #2】「果たし状」から生まれたもの
気づけば9月。えっ、今年ってもう4ヶ月しかないの?と俄かに焦っている実行委員長のりょうこです。
6月末にクラファンでご支援いただいたお金が無事に口座に振り込まれました。たくさんの思いを実感しながら、改めて皆で感謝しております。大切に大切に使わせていただきます。
さて、クラファンのお礼の「果たし状」を皆さまに送り終えた6月初め、私たちにはたくさんの、「写真集を楽しみにしています。」「人生初の果たし状!部屋に飾りました。」「皆で眺めて笑いました。」といった声が送られてきて、嬉し恥ずかしの委員長なのでした。
※「果たし状」を発送したときの様子はこちらからどうぞ↓
すごいものが届いた!
そんな中、私の家に ひと包みの郵便が届きました。
送り主はクラファンはもちろん、以前から私たちを温かく支援してくださっている方で、「果たし状」も郵送済みでした。封を切るとチョコレートが入っていて、実行委員会の皆に優しい差し入れかしら、なんて考えました。
ところが、表側を見ると・・・
えええ?何?
九州では?どういうこと?
震える手で添え文を開きます。
先お申し越しの果たし状 確かにお受け申し候。
うむ 分かった
ひゃあ!何これ何これ? 何、この達筆な受け書。その辺の水性ペンでコピー用紙に殴り書いたあの下手な字をどうしてくれるの。私は涙をぬぐいながら一人で大笑いしました。彼女の気遣いとユーモアと行動力に感服です。
何歳になっても新しいことを始めるときには勇気がいるものですが、足を踏み出した先にはいろいろな形で力をくれる人たちとの出会いや再会が待っていました。
今、この宝物は私の部屋に飾られ、面倒くさがりの私を鼓舞し続けています。いつか私もこんな女性になれたらいいなあ。字は下手でも最初の果たし状のおかげで写真展を開く夢が叶ったからには、次の果たし状の約束どおり、きっとすてきな写真集を届けますからね!
実行委員会では、細かくミーティングを重ねながら写真集の撮影を続けており、撮られる人それぞれの「11年目」の話に耳を傾けています。
どうして写真を撮ってほしかったのかという問いに、敢えて語るほどの話ではないとご本人が思っている小さな声。滑稽だったり意外な話が飛び出したり、時にはほろりとさせられたり、短編映画を観ているような気持ちになります。
完成した写真集のチラシもなんだか映画っぽい。
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撮影もまだまだ続きます。いろいろ制約はあるけれど、できる限りの対策をして写真家けいちゃんたちは今日も飛び回っています。どんな声を聴き、どんな写真が観られるのか。楽しみにしていてくださいね。
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