就活生向け!何したら良いかと悩んでいる人へ 企業分析について(深く狭く)
今回の記事では今までの広く浅くからぐっと深く分析していくことにします。企業分析にはいろいろな方法がありますが、ここでは就職活動に活かす企業分析を行っていこうと思います。
【第1フェーズ】自己分析+SPI対策
【第2フェーズ】業界分析・職種分析(浅く広く)
【第3フェーズ】働くイメージの理解・社会人と学生の違いを理解
【第4フェーズ】企業で働くということのイメージ作り
【第5フェーズ】企業分析の方法理解(深く狭く)
【第6フェーズ】職種分析の方法理解(深く狭く)
【第7フェーズ】ガクチカ対策
【第8フェーズ】面接対策
【第9フェーズ】志望企業選定
【第10フェーズ】選考(内定)
企業分析に大事な3つの視点
企業分析には大きく分けて3つの視点が必要になります。
①業界についての働くイメージをつかむ
②志望企業の概要をつかむ
③志望企業で社風イメージをつかむ
実際に実例を挙げながらご紹介しようと思います。
今回例で取り上げる企業は私の地元大阪に本社がある企業で一番上に出てきた大和冷機工業株式会社にします。
※まったく他意はないので、もし分析してほしい企業などがあれば、言ってください!
業界についての働くイメージをつかむ
鶏が先か卵が先かの議論はありますが、企業分析と業界分析はセットになります。今回はあくまで私が行っていた分析方法を細かく記載していきます。
大和冷機工業様は一体どんな業界に属しているのでしょうか。
マイナビには、大和冷機工業様は業務用冷蔵庫などを取り扱う冷熱機器の総合メーカーと記載があります。わかるようでわかりませんね…
そんな時は「大和冷機工業 ライバル」と調べてみましょう。
①まずはネットでライバル検索
検索すると下記企業がライバル会社であることがタイトルでわかります。
・フクシマガリレイ
・ホシザキ
その後、【大和冷機工業 フクシマガリレイ ホシザキ】でネット検索しましょう。2回調べる理由は2つ。
①実は全くライバル会社ではない可能性があるため
②ほかにもライバル会社が存在している可能性があるため
検索したら、元サンヨーのパナソニックの事例なども出てきましたね。
②それぞれの求人情報をチェック
求人情報の何をチェックするかは企業説明部分です。大和冷機工業の場合、食の安全・安心を通じて社会に貢献する、“DAIWA”ブランドと書かれているところですね。
ここは企業が学生に最も伝えたいところであるからですね。企業の長所をわかりやすくまとめられています。すなわち、業界を代表する企業が取り組んでいる内容こそが、業界の未来を指し示します。
例えば【大和冷機工業】の場合
・飲食店だけではなく、たとえば酒販店や花屋、スーパーなど…
→飲食店にとどまらず、他業界に展開することを必要とされる業界。
・基本的な機能はもちろん、省電力機種の「エコ蔵くん」シリーズや、ノンフロン断熱…
→クライアントへの提供価値は環境面の配慮も求められている?
・全国展開、地域密着型の営業ネットワークを抜きに語ることはできません
→製造から販売メンテナンスまで一貫したサポートが強みになる業界
・高額な商品なので、お客様のニーズをしっかり掴み、深い信頼関係が
→お客様に迷惑をかけないように社内のコミュニケーションこそが重要になってくるのか?
などがわかれば、現時点では十分かと思います。
これをあと3社分行います。
志望企業の概要をつかむ
さて、志望企業の概要を掴むことにしましょう。
とは言っても、ある程度この時点では企業の内容がわかっているため、ある程度の概要は、理解できていると思います。
ここでは、志望企業の何をみるべきかを確認していきましょう。
おすすめは下の3つです。
①IR情報
②会社説明会
③日経新聞オンライン
①IR情報について
IR情報とは投資家に向けた資料になります。上場企業であれば、決算情報などを発表しなければならず、企業HPに乗っています。
企業の健康診断のようなもので、今の状態がわかる資料になっております。
この情報はうそをつくことができないため、本格的に会社のことを調べる際はIR情報はマストで確認しましょう。例えば、2020年12月に出た決算資料(
第60期2020年12月期 通期)を見てみましょう。
数字だらけで頭が痛くなりそうなので、ポイントをピックアップします。ポイント解説します。見てもらいたいのはスライド4ページ目5ページ目。
・コロナの影響で、業績にダメージがある。
・主要取引先の飲食店ではGOTEATなどで持ち直すが、回復までは程遠い
・緊急事態宣言などがあった上期はダメージがあったものの、下期の巻き返しがあった。
・今後の見通しは回復まで時間がかかり、厳しい見通しをしている。
・飲食店へのサポートとして、イートイン以外の提案をして、業績回復をはかる。
ということがわかりました。
1点注意です。ここで、ああ…こういう企業は行かないほうがいいなと思う方もいらっしゃるでしょうが、ここでの見方は。
あなたが見ているの世の中と会社が
予想する世の中にギャップはありますか?
ということです。
来年はV字で回復します!飲食店も元気になるはず!といった内容でしたら、正直経営を楽観視している可能性がありますよね。
今後の人生を歩んでいく中で楽観的な経営の下で仕事をすることが、少々生きづらくなるかもしれません。そのため、自分の感覚とあっているか確認してください。
②会社説明会③日経新聞オンライン
言わずもがな、会社説明会に行ってください。社会人になると会社説明会に行けないのです。会社のことを堂々と聞ける最後のチャンスといっても過言でありません。
必ず参加してください。
また、日経新聞で
すね。私も学生の頃、大変お世話になったのですが、
学生のことの私は、高すぎる…と思っていました。
今でしたら月々4270円ですね。
なんで使っていたかというと、一つ戦略を練っていたからです。
就活は情報戦。数多くの情報を集めて、ほかの就活生に負けないようにしないといけないなと思っていました。
そこで目を付けたのが、日経新聞。
・新聞離れが進む世の中であり、新聞を読んだことない人も多いのではないかという仮説。
・通勤電車のサラリーマンのスマートホンをよく見ていましたが、その時日経新聞を読んでいた人はごくわずかだったこと。
・私の父親はもうすでに50を過ぎており、活字を見るのが辛い年齢になった。就活生の親も同じかもしれない。
以上のことから、プロの記事をみること、過去の対象企業で記事になっていないか確認することができる。そう考えて、約5時間分のバイト代で日経新聞オンラインを読んでいました。
これは最終面接で効いてくることになりました。
社風イメージをつかむ
①OB訪問や座談会などのオフラインの交流
②みんしゅう
③転職口コミサイト
社風ばかりはできるだけ、①OB訪問や座談会などのオフラインの交流の実施をしてください。言語化がしづらい分野になりますので、できるだけ時間をとって聞くに越したことはないです。そして、そこまで緊張することはありません。もし学生から、選考の最後などで、社風を知るために職場を見ることはできないか?など聞いてもいいと思います。
すごい人材が来たな…と私なら思います。
人事部に失礼なことできない…とおもわれるかもしれませんね。人事担当者が30歳なら約9年あなたより年上なのです。
あなたの年齢が21歳なら12歳の小学校6年生から質問されていくことになります。そう思うと、特に気負う必要がなく、質問にも答えれますし、気軽にお話ができます。
どんどん人事部に聞いたり、座談会に参加しましょう!
まとめると…
企業分析に必要な視点
①業界についての働くイメージをつかむ
②志望企業の概要をつかむ
③志望企業で社風イメージをつかむ
気になる企業が見つかった場合、必ずネット検索で
ライバル企業を見つけよう
日経新聞は就活でだいぶ差が出るよ!
是非一度見てみましょう!
座談会に参加しましょう!社風は直接会うことでしかわからない!
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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