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釈迦の説きがたり一日一話
四月二十五日 春がすみ
今頃は春霞といって遠くがかすんでよく見えないことがあるが、これは大気の中で起る自然現象である。
人間の心もこれとよく似たことが時々起る。ふと、もやもやと機嫌が悪くなって、とりとめもなく気分の悪い日が続く、自分でも全くどう仕様もないやり切れなさである。何もかも嫌になる。周りの人に腹が立つ、自分にも腹が立つ。こんなときには深刻にならずに何か自分の好きなことをやってみることである。
誰でも自分の性分に合うことが一つや二つはあるからそれをやってみることである。好きなことをやっていると、いつの間にか気分は元へ戻っているものである。機嫌が悪くなるのも自然現象のようなときもあるから深刻にならないことである。
釈迦の説きがたり 一日一話より
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お釈迦さまとのめぐり会い
人間は、誰でも孤独で淋しがりやの一面を持っていますので、それを何かによって支えようとします。その何かが人によって信仰であったり、家族や肉親であったり、友人知己であったり、或は物質金銭であったり、お酒であったりします。
私の場合は、信仰が時には厳しい父となり又優しい母となり、夢や希望となって私を今日まで支えてくれました。お釈迦さまとのつながりも、そうした信仰の中から生まれて来たのです。
お釈迦さまと云えば、遠い昔仏教を開かれた尊いお方だと思っておりました。ところが、去る年の暮れに一枚のカレンダーを貰ったところお釈迦さまの写真が載っていましたので壁に貼って毎日お顔を拝見していました。
すると、ある日お釈迦さまがニコニコッとされて「これから私が面白いお話をするから書いてみなさい」と云われるのです。私が「それはどういうお話ですか」とお尋ねしましたら「年が明けたら一日に一つづつ話していきます」と云われました。それがこの物語であります。
お釈迦さまは決してはるか遠い昔のお方ではなく、今私達の身近に在っていつも導いて下さっているのだということがよく分かりました。どうか皆さんも自分の心の中に住んでおられるお釈迦さまを見付け出して下さい。
常岡 智寶