釈迦の説きがたり一日一話
三月六日 義 理
世間でよくいう義理堅いお方、一寸おつき合いをするのに堅苦しく思うときもありますが、人間義理を欠くようになったらおしまいだとも云われます。
いつも義理を欠き、恥をかき、頭を掻きかきしているようではうだつが上りませんね。でも、ときには義理を欠かねばならぬような場合があります。しかし同じ義理を欠いても、それは心ならずも欠く義理です。
貴方は自分のことを義理堅い人間だと思っていますか、義理堅いということは、人間としてのつとめを怠らないということです。義理を欠いても平気で居れるようになったらおしまいですね。
常岡智寶著 釈迦の説きがたり 一日一話より
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釈迦からのメッセージ
私は生存中に、さまざまな修行をして数多くの教えを残したが、今ここで云えることは、人間は幸せには中々ようならぬということである。
生きている間も、死んでからも、求め続けるばかりで幸せとはどんなものであるかを分かろうとしないからである。人間にとって幸せとは夢かまぼろしのようなものである。
この物語(釈迦の説きがたり一日一話)は、難しい経文や教えの分からない人でも、自分達の身近な事柄の中から心が開けて、一歩でも半歩でも極楽への道を歩んでもらいたいという私の願いからである。