釈迦の説きがたり 一日一話
三月十三日 因縁因果
何とか悪い因縁に巻き込まれないようにして生きたいと思う。そういうものは避けて通りたい。ではどうすればよいのか、どうすれば最小限に食い止められるのか。
それには先ず、貴方が悪い因縁につながるような心を起こさぬことである。友は類をもって集るとのたとえ通り、悪は悪を呼び善は善を呼ぶ。たとえ先祖から受け継いだ悪い因縁があったとしても、それをより大きな悪因縁として自分が被らぬ為に、又子孫へ残さぬ為には、自分が心掛けを良くして悪い因や縁にならぬことである。
日常どんなにささいな事柄でも、それが因になり縁を呼んで貴方を悩ます果となるか、或は喜びをもたらす果となるか分からぬのである。どうか今日一日、貴方が良い因になり良い縁につながって暮せるように私は念じています。貴方も念じることである。
常岡智寶著 釈迦の説きがたり 一日一話より
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釈迦からのメッセージ
私は生存中に、さまざまな修行をして数多くの教えを残したが、今ここで云えることは、人間は幸せには中々ようならぬということである。
生きている間も、死んでからも、求め続けるばかりで幸せとはどんなものであるかを分かろうとしないからである。人間にとって幸せとは夢かまぼろしのようなものである。
この物語(釈迦の説きがたり一日一話)は、難しい経文や教えの分からない人でも、自分達の身近な事柄の中から心が開けて、一歩でも半歩でも極楽への道を歩んでもらいたいという私の願いからである。