釈迦の説きがたり 一日一話
三月二日 反 省
貴方は時折り反省をしていますか、いやそんなことをしている暇がないと云われますか。
人間は物事が順調に運んでいるときに、反省せよと云われても中々出来ないものです。ところがハタと行き詰まってどうにもならなくなった時、いろいろ心配したり悩んだりして反省を促すようになるのです。
反省を全くしない人がどういうことになるかは、世間の多くの例を見れば分かります。反省をすることは明日の進歩向上に繋がっていくのです。
人間はすぐ思い上がるという悪い癖を持っていますから、これには反省という薬が必要なのです。この薬をいつも手放さぬようにして傍におき時々飲んでおきますと、大怪我をしたり大患いをすることは滅多にない、大抵のことは軽くてすみます。
常岡智寶著 釈迦の説きがたり 一日一話より
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釈迦からのメッセージ
私は生存中に、さまざまな修行をして数多くの教えを残したが、今ここで云えることは、人間は幸せには中々ようならぬということである。
生きている間も、死んでからも、求め続けるばかりで幸せとはどんなものであるかを分かろうとしないからである。人間にとって幸せとは夢かまぼろしのようなものである。
この物語(釈迦の説きがたり一日一話)は、難しい経文や教えの分からない人でも、自分達の身近な事柄の中から心が開けて、一歩でも半歩でも極楽への道を歩んでもらいたいという私の願いからである。
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