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地域×スポーツ×〇〇

3月21日に行われたスポーツ庁主催の「SPORTS OPEN INNOVATION BUSINESS BUILD DEMODAY」に参加してきました!

まずはスポーツ庁が推進している地域版SOIPについて簡単な説明していただきました。

SOIP
従来のスポーツ産業が活動していたスポンサードやチケット・グッズ販売から他産業と組み合わせ、スポーツ産業・他産業との高度化を行うことによって社会課題を解決していく事業

地域版SOIP
より地域色の強い事業であり、スポーツを核とした地域活性化を掲げ、他産業との組み合わせによって地域課題の解決に取り組む事業

地域版SOIPは今年度で3年目を迎え、
全国に取り組みを拡大していっている。

スポーツチームが地域のハブとなり、地域×スポーツ×〇〇でどのような新たな価値を生み出せるのか。そしてその取り組みでいかにお金を生み出し、持続可能にしていくのかがポイントです!

スペシャルセッション

次に、スペシャルセッションとして、川崎フロンターレが行ってきた他産業連携・地域貢献・収益化への取り組みについて、寄与した方々から「これまで」と「これから」についてお話ししていだきました。

川崎フロンターレについて

川崎フロンターレはFOOTBALL TOGETHERというスローガンを掲げ、川崎を活気ある明るい街にするために活動しているチームです。

ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を掲げているスポーツチームは決して多くないです。
そのなかで、クラブの価値ややるべきことを言語化・可視化することで、同じベクトルを向いて活動ができます。

川崎フロンターレさんが中心となり他産業を巻き込んだ地域貢献活動事例は多くあり、そのなかの一部の事例を説明していただきました。

事例1.

「LightUp Galleryプロジェクト」

障がい者アーティストが所属するNPO団体や川崎市と共創し、喫煙所をはじめとした“まちかど”にアートを加え地域社会に貢献する活動で、実際にタバコのポイ捨てや歩きタバコなどを減らす効果があったそうです。

もちろん、障がい者アーティストの方へもお金が回る仕組みとなっています。

そしてすごいのが、取り組んだ期間。たった2ヶ月で実施したそうです。スポーツクラブだからこその強みである、行政やNPO団体との連携やスタジアムなどのラッピング技術によって爆速でプロジェクトを進めることができたそうです!

事例2.

廃材アクリルパネルでユニフォームキーホルダーを作ろう! supported by kinko's

コロナ対策で使っていたアクリル板の廃棄に困っていた街の飲食店さんから相談を受けて取り組んだ事業です。

アクリル板を加工して、ユニフォーム型のキーホルダーにし、塗り絵を行い、オリジナルのアクリルキーホルダーを作ることができるワークショップを開催したそうです。

川崎市が進める「かわさきプラスチック循環プロジェクト」協力のもと、川崎フロンターレは、キンコーズ・川崎駅前店様との取り組みとして、ホームゲーム開催時や、キンコーズ・川崎駅前店様の店舗にて、アクリルパーテーションの回収を行い、昨年10月より実施している。

川崎フロンターレオフィシャルウェブサイト
回収に協力するとプレゼントも貰える

これからについて

従来の広告露出型スポンサーだけでは、限界があります。そのなかで、露出だけではないカタチでのパートナーシップが求められてきています。

スポーツ産業を拡大するには、スポーツクラブだけでは出来ることが少ないなかで、誰にどうやってスポーツを活用してもらうかを常に考えて取り組んでいくことが重要となります。

また、強みだけをアピールするのではなく、弱み、現状できてないことを口にすることで、助けてもらう知見やアイデアを様々な業界からもらうことができ、出来ること・叶うことも増えていきます。

共創プロジェクト成果発表

「スポーツを核に、地域に新たなつながりを生み出し、無限の可能性を示す」というテーマで10の共創プロジェクトの成果発表を聞きました。

全部を取り上げることはできないですが、いくつか紹介したいなと思います。

1.スポーツ×AIチャットボット

試合観戦などのチーム情報についてのアシストに加えて、地域の飲食店などを紹介してくれます。

個人的に好きだったのですが、まだまだ工夫できるなと感じました。例えば、おすすめのお店(飲食店に限らず)についてエリアマップ化して、実際に行った人がレビューするとチケットやグッズ、街のお店でのお土産の割引になるなど、双方向コミュニケーションにすることで、より街を好きになっていくと感じました。

2.スポーツ×ローカルヘルシーフード

秋田県の課題である“米余り”。秋田の名産である「きりたんぽ」をベースにした元氣食品ローカルヘルシーフードとして「ライスプロテインバー」を開発。

最優秀賞を獲得した理由として大きいのが、明確な地域・社会課題にチャレンジしたことだと思います。フードロスが深刻な社会問題となっているなかで、スポーツクラブの力を活用して、解決しようとする、まさに地域版SOIPだと思いました。

今後商品化して2025年4月の販売開始に向けて取り組まれるそうです!お楽しみに!

3.スポーツ×アントレプレナーシップ教育

小学生を対象に、アントレプレナーシップ(起業家精神)を養うプログラムを提供しています。楽しく、ワクワクドキドキするような現場体験型の課題解決ゲームです。

「課題を見つけ出し、仲間と協力し、自分の頭で考え、判断し、行動する力」これを小さい頃から体験できることは貴重です。

私が中学の時に経験したクエストエデュケーションを通した学びは今に間違いなく活かされています。

このような学びの場をスポーツクラブが中心となり行うことで、より参加したいと思う方が増えていくと思います。

また、クラブの人も小学生たちの突飛なアイデアは新鮮で学びに繋がると思います。

私が考えるスポーツクラブ×〇〇

・スポーツ×地元不動産
・スポーツ×自動車産業
・スポーツ×お花屋

長くなるので詳しくは書かないですが、頭の中では構想の妄想が広がっています。詳しく聞きたい方はぜひコメントやSNS等でメッセージを送っていただければと思います!

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