株式会社スポーツバックス訪問
11/4に、元メジャーリーガーの上原浩治さんや現メジャーリーガーであり日本代表でもある鈴木誠也選手など多くのトップアスリートのマネジメントを行なっている、(株)スポーツバックスに訪問し、代表取締役社長である澤井芳信さんとお話しさせていただきました。
スポーツマネジメントを題材としたドラマ「オールドルーキー」のモデル会社ともなっており、注目を集めている会社ですが、お会いしたいと問い合わせたところ、お忙しい中、快く了承していただきました。
まず初めに驚いたのは、澤井さんは社長になる気はなかったということでした。
そもそも、澤井さんは社会人4年目まで「かずさマジック」という球団で社会人野球をしており、その後、スポーツマネジメント会社に入社したそうです。その会社では最初、元アスリートの店で皿洗いをするなど想像するものとは違ったものの、新鮮な経験で学べることが多くあったと話されていました。その後アスリートのマネジメントも任されるようになり、上原浩治さんと出会ったそうです。スポーツマネジメント会社の方針とやりたいことのズレを感じた澤井さんは、会社を辞め、大学院に入学し、スポーツマネジメントを学び直したそうです。その会社を辞めると上原さんに報告した際に、上原さんに「独立しろよ」といわれ会社を立ち上げることを決心したそうです。全く社長を目指してはいなかったと話されてました。
会社設立当初、社員は自分1人、自分のご飯を賄える給料もない状態だったそうです。日本において、スポーツはエンタメであり、ビジネスへの抵抗感が強いそうで苦戦したそうです。しかし、上原さんの活躍もあり、徐々に規模を大きくしていき今に至るそうです。
お話を聞いて1番感銘を受けたのは「量より質」を大事にされていたということでした。
現在、スポーツバックスに所属しているアスリートは13名(2022/12/27現在)です。こんなにも注目を集めている会社なのに、なぜそこまで多くのアスリートとは契約してないんだろうと疑問に思って聞いたところ、「もちろん、人数を増やせばそれだけお金は得ることができる。でも、アスリートが満足できるサポートができなければやっている意味がない」と話されていました。
また、詳しくは書きませんが、側から見ると華やかに見えるスポーツ業界であるが、スポーツを仕事にする厳しさ、難しさを同時に教えていただき、生半可な気持ちでできないなと気を引き締めることができました。
貴重な機会をいただくことができたので、成長して恩返しできるように歩んでいきます。