大丈夫、あなたは成長しています。
学校の勉強は基本的に毎年々々、毎日々々、新しい内容の勉強をします。
小学校1年生から内容は毎日々々新しく、毎日々々難しくなっていきます。
最初は100点、90点が当たり前だったテストもほとんどの子どもは、どこかの段階で100点、90点が取れなくなります。
学校の勉強は普通にしていると点数が下がるようにできているのです。
多くの子ども、親もですが、
自分は、自分の子どもは「年々勉強ができなくなっている。」
そういう錯覚に陥ります。それは錯覚です。
年々、点数は下がっているかもしれませんが、決して学力は下がっていません、安心してください。
ただ、普通に勉強をしていると、学年が上がるたびに勉強時間を増やしているのに、成績が上がらない。勉強をすればするほど、成績が下がる(ような錯覚)気がしてきます。多くの子が勉強嫌いになる理由の原因の一つがここにあるのでは、と私は考えています。
じゃあ、どうするか?とう話ですが、
定期的に1学年前、2学年前の問題を解くのは有効だと思います。
私の教室ではそうしています。
必ず、自分の成長に気づけるはずです。
去年難しいと感じていた問題も、簡単に感じることができるはずです。
勉強を続けている限り、必ず成長しているのです。
だから、安心して、自信をもって勉強に取り組むことができるはずです。
学校の先生も、親も、社会も、子どもには常に成長してもらいたい。
「這えば立て、立てば歩め」で、子どもにはどんどん成長して欲しい。
子どもの成長が楽しみであり、期待する気持ちが大きいのです。
けれど、ときどき立ち止まって、成長に期待する気持ちも、立ち止まる必要があるのだと私は思うのです。
大人になれば、毎日同じことを繰り返す中で、
この前やったあの仕事、1年前にやったあの仕事、
以前やったときより簡単にできるようになった。
そう実感することがあるはずです。
以前と同じ仕事、同じ作業をするから成長を感じられるのです。
子どもは、毎回、新しいこと、初めてすることに挑戦しているのです。
失敗して当たり前です。上手くいかなくて当り前です。
子どもへの期待から、忘れてしまいますが、大事なことです。
ときどき思い出して、子どもには、「大丈夫、あなたは成長している。」
そう伝えていきたいと思います。