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エシカルフリマルシェで感じたイベントの可能性と、主催者の魅力

株式会社新潟家守舎 代表 小林紘大さん。自身の法人以外にも多数の事業を手掛けており、携わっている事業は30以上にも及ぶパラレルワーカーとして活動している。
今回お伺いしたのは、株式会社新潟家守舎が6/3にブースを出店したエシカルフリマルシェについて。ふだんはイベント主宰を担う紘大さんが、今回出店者のポジションから感じたこととは。
聞き手・執筆 小野寺 美咲

小林 紘大さん

捨てる資材を活用したエシカル×建築のワークショップ

「学べるエシカルフリマルシェ」に出店することになったのは、イベントの代表者である庭山愛子さんのお誘いだった。

「紘大さんに、エシカルをテーマに、建築のワークショップをして欲しい!」

以前から、主宰するにあたっての相談を受けていたこともあり、庭山さんのイベントへの想いを受け取った紘大さんは、出店者として参加することに。

ワークショップのビジュアル

いくつかのアイデアから「ダンボールで建築模型をつくる」ワークショップを出店することに。
ふだんはスチレンボードでつくる建築模型を、捨てられてしまうダンボールの切れ端を使って制作する。

楽しみながら、建築を身近なものに感じてもらうのが狙いだ。

見本で作った模型を、ビジュアルにも使用した

当日の学び①:インターン生の勉強の場になった

イベント開催地のみなとぴあ。広々と開放感のある立地

当日は、新潟家守舎のインターン生とともに、ブースでお客様をお出迎え。
https://note.com/niigata_eco

新潟のエコハウス推進チームの代表もつとめる紘大さん。
模型をつくりながら、住まいの省エネのポイントや現在のエコハウスの情報もお話ししていく。
模型の製作は約30分程度で完了できて、親子で一緒に楽しめるたてつけにした。

自分の手で作るって、わくわくする!
お子様も夢中に

組み立てるための部品は、あらかじめカットしたものを用意。小さいお子さまも安心してチャレンジできるように工夫した。

インターン生と一緒に、部品をカットして用意

インターン生も積極的に、ブースの前を通る方にお声がけしていく。

紘大「お客さんがどういう流れで立ち寄ってくださるのか。どんなお声がけをしたら、楽しめるブースだと伝わるのか。インターン生のみんなには『いろいろなアプローチを考えて、お声がけをしてみて!』と。貴重な学びの機会になったと思います」

今後はさらに増えていくリアルイベントの機会。楽しみつつも、学びの場として多いに活用した。

当日の学び②:自主開催イベントと比較・アイデアやヒントを得られた

紘大 参加する上で、ブースの盛り上げ以外にも「たくさん会場を見て回る」という目標を持って挑みました。
僕自身、イベントを主宰する機会が多いので、どんな出店者さん、クリエイターさんがいるのか勉強したくて。


紘大さん主宰のイベントのひとつ「8BAN EVENING MARKET」。
新潟家守舎のブースに8VANのフライヤーを設置しつつ、会場内を回って、
他のブースの価格設定や提供内容を見て回った。
せっかく行動するなら、パフォーマンスの最大化を目指したい。自社のブースだけでなく、広い視点でフリマルシェを学び、楽しんだ。

顔が見えるイベント主催者として、新潟を盛り上げたい

建築士として、もちろん模型作りが大好きという紘大さん。
まっすぐ貼り付けるコツを伝授

紘大 みんなの行動や消費のトリガーが引きやすい、価値のある空間。そこで流れる豊かな時間が、僕はとっても好きなんです。
主催者の庭山さんの努力の甲斐あって、良いイベントでした。新潟家守舎として、参加させていただけて良かったです。

豊かな時間を生むためには、集うコミュニティの質の高さが重要になる。「主催者の顔が見えること」が、質を上げるポイントだ、と紘大さん

紘大 主催者の顔が見えないイベントって、よくあるんです。でも、それだと「誰が何のためにやっているの?」という疑問を持たれてしまう。結果的に、どうしてもイベントへの信頼度が薄くなってしまいます。そうなると、ゲストの力で集客する戦い方しかなくなる。

でも主催者に価値があれば、人が集まってくる。コミュニティの関係性は強固になって、結果的に豊かな時間が生まれやすくなる。
今回の参加を通して、改めて感じました。

役割の違いから、参加するポジションによってイベントの解像度は大きく変わってくる。

1、主催者→キャスティング、予算配分(金銭面を一手に担う)
2、運営→進行管理
3、出店者→ブース管理

紘大 それぞれ難しさはありますが、主催者はやはり責任があるし、イレギュラーばかりで難易度は格段に上がります。
ただ、イベントがはじまってしまえば楽しい。
そして、終わった後のビールの美味しさは、格別です!(笑)
この達成感がたまらないから、大変だけれど、何度もトライしたくなるんですよね。

イベントは「ただ開催して終わり」ではない。たった1日でも、その地域や、そこで出会った人やモノの可能性を、未来に繋げられるパワーを持っている。
紘大さんの新潟家守舎では、これからも未来につながる活動に、精力的にトライしていく。


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小林紘大|新潟家守舎|じぶんのまちをじぶんのことに
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