中山グランドジャンプ振り返り
26回目の中山グランドジャンプ。
イロゴトシの連覇で幕を閉じた。勝利騎手インタビューでの黒岩悠騎手の藤岡康太騎手への思い。そしてジョッキーカメラのあの言葉。今回の中山グランドジャンプは何か特別な気持ちを感じた。
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1着…イロゴトシ△
勝ちタイム4:47:2は過去4番目に速いタイム。そのタイムで昨年とほぼ同じ勝ち方をした事に驚き。最終障害からゴールまでの平地区間が長い暮れの中山大障害の方がこの馬の脚力を活かせそう。決して順調じゃなかっただけに、見事な勝利。
2着…ジューンベロシティ◎
文句のつけようがない騎乗で大満足。大生垣手前でイロゴトシにインコースを譲ってしまったが、そうじゃなくても着順がひっくり返るかは分からなかった。外回りコースのハードルでミスってたけど、そこでエコロデュエルのインに入れたのは良かった。最後の直線でヨレながら差を詰めてだが、それが無ければ際どかったか…。ただやはり過去のJG1では力負けではなかった事が立証された。森くんに継続騎乗してほしいし、個人的には連覇がかかる東京JSに来てもいい。オールザワールドの今後次第では森くんにとっても悩ましい選択になりそう。
3着…ニシノデイジー▲
一週前までは評価を落としたが、最終的に評価をあげて良かった。たらればだが、配当の妙味的にマイネルグロンより上にしても良かった。大竹柵から外回りコースに出るまでは昨年の中山大障害と同じ戦法。ただ、8号障害でミスしてイロゴトシとビレッジイーグルに先を越されてしまった。最後は何とか盛り返してビレッジイーグルは交わしたが、逆にジューンベロシティに交わされ3着。昨年は道悪に泣いたし、やはり良馬場でこそ。そういう意味では買い時が分かりやすい。
4着…エコロデュエル△
過去のレースと打って変わって好位の後ろでの競馬。勝ちに行く競馬をした分、最後の伸びを欠いた格好だが、引き出しが増えたのは収穫。キャリアとしてはまだまだ浅いので、次走も楽しみ。
5着…ビレッジイーグル
大竹柵前までは先頭だったが、ニシノデイジーにインに入られ2番手。しかし外回りコースに入ると、イロゴトシとともに進出して一旦は再び先頭を奪う場面も。イロゴトシに交わされるとだんだん苦しくなり、更に最後は上記の3頭にも交わされた。イロゴトシが先に動いたことによってやむなく自分も動く展開になったのが痛かった。個人的には過去のJG1の中で一番良かった走りだったのでは。
6着…マイネルグロン◯
ゲートでの出遅れは鞍上も想定内だった模様。現地で観てて、溜めてるのかなと思いきや行きっぷりが悪かった模様。更に大竹柵のとこで余裕がなくなってしまったようだ。外回りコースに出てから上がってくるのかと思いきや、全くその気配がなく9号障害飛越後に鞭が入ってた。最終障害飛越の際に脚を痛めたようで入線後にジョッキーが下馬。検査の結果屈腱炎が判明し、全治9ヶ月以上の診断。過去3戦の強い勝ち方をした分、きてしまったのだろうか?今はゆっくり休んで復帰を待ちたい。