スティックコントロールの「キモ」
カギとなるのは
ドラムセットを叩く人、という前提でお話をしています。
セットドラマーは、ドラムセットに座ってスネアだけでなく
いろんな打面を叩きます。
楽器間を移動するし、音符もさまざまに変化するし、
手順も変化します。
打面の張力(リバウンド感)も違うし、距離感も変わる。
いろいろな状況に自然に対応できる状態を作ることが
スティックコントロールの練習の目指すところなのだろうと思います。
今日はそのうちの一つ
いろいろな要素を一つの記事で書き切るのは大変なので、
今日は
「ダブルストローク」を軸として音符の変化、手順の変化に対応する訓練というのを
紹介したいと思います。
シングルとダブルの切り替え
こちらの譜面のように、ダブルの音符がシングルの倍の細かさになると、
ダブルストロークは「プレス型」で演奏するととてもやりやすくなります。
「プレス型」という呼び方は僕の勝手な言い方なのですが、「できるだけ余計なことをせず、ただ腕を上下させるだけでダブルする」ものを言います。
腕が下に行って戻ってくるだけで2打発音させるので、腕の振りのサイクル感はシングルに近いものがあり、この手の譜面はこのプレス型が良いと思っています。
同速練習
同速練習とは、音符自体は同じでも、手順が違ってくるものを言います。
下の譜面のように、16分音符でもシングル、ダブル、パラディドルと変化していくものがその一例です(フラムはおまけ)。
上記のようなプレス型でこれをやると、ダブルの2打目のタイミングのコントロールが難しくなると思います。
そこでこういったものは「スクイーズ型」で演奏します。
「スクイーズ型」というのも僕の勝手なネーミングです。
使い分ける
音符が倍の細かさになる場合は「プレス」
同速系であれば「スクイーズ」
と考えて練習するとコントロールしやすくなると思っています。
ルーディメンツの練習に役に立ちますし、
無駄が減るので脱力も進みます。
本日はこんなところまで。
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