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Re:八万円台から始めるハッセルブラッド

どうもケイフです。

実は最近ですね...
とうとう買ってしまいました。


HASSELBLAD...


みんな大好きハッセルのロゴもちゃんとあります。素晴らしい!

いいですよね、かっこいい。

こちらは店頭でよく見かける手回し式の500cや500c/mなどではなく、電動の500EL/Mと呼ばれる機種です。

レンズのマウントやフィルムバックは同じタイプなので普通に使えちゃいます。


そもそも500EL/Mってあまり聞かないけど、どんな機種かどうかの説明をしますね。

こちらは1969年に発売されたカメラで、先ほどもちょろっと話した通り特徴として電動巻き上げということです。撮ってもまたすぐ撮れます。これは便利。

ちなみに500 EL/M は、アポロ11号の月面着陸ミッションでも使用されました。

記念モデルも出しています。かっこいいね。

私はこちらをファインダーとバッテリー、リチウムバッテリーアダプター込みで45,000円で購入しました。安い!



ちなみに500C/Mのボディは150,000円ほどします。

おそらく一番お手頃なハッセルブラッドのカメラかと思われます。(なぜこんな安いのかは理由があるので説明します。)

レンズは比較的廉価なSonnar 150mm f4 Cです。こちらは19,000円。

ヤフオクなので相場より低めのお値段です。(店頭だと3〜40,000円くらいでしょうか。)

フィルムバックはA12のこちらを。
24000円でした。


こちらは失敗。バックの動作自体は正常ですが、革が縮んで剥がれかけています。

そのうち革を張り替えようと思います。

そして合計金額は...

89000円です。

なんということでしょう。レンズとフィルムバック込みで500C/M本体よりも安く揃えてしまいました。(500C/M欲しいなぁ)

500EL/Mは見た目がゴツくてかっこ良い、そして価格帯もお手頃なカメラです。しかし世間的にはあまり人気のない機種と言えます。それにはいくつか理由があります。

◯バッテリーがないと動かない


電動式なのでバッテリーがないと動きません。
専用バッテリーは二カドタイプなので劣化している場合もあり加えて充電器も必要となります。
リチウムの電池アダプターが社外で別途で発売されています。

もし読んだ方が購入して使いたい!とお思いでしたらアダプターとカメラがセットで販売されていたら購入として一番おすすめでしょう。すぐ使えますからね。


◯とにかく重い

danberu kankaku de tukaeruyoi.(アーノルド=クラーレ「カメラは筋力」より)


レンズとバック抜きの場合、500EL/Mは1.5kgで500C/Mは0.8kgです。

重量が約1.9倍のため取り回しはすこぶる良くありません。さらにココにレンズの重量とバックとバッテリー分が加算されます。もはや筋トレです。グリップがないので普段重いカメラを使っている人でも少し疲れやすいです。鍛えないといけません。

◯フィルムがすぐ無くなってしまう

kanemochi ni nareyo. (フランシスコ=ソニアス「大金論」より)

もはや運用の方法の問題になりますが、撮る→フィルムをローディングする→撮るという流れが電動化されています。
そのため「撮る行為自体を楽しむ」というよりもよりもっと「効率的に写真を撮りたい」という方におすすめします。

それくらいこのカメラはフィルムがすぐ無くなります。連写も可能(ミラーアップするけど)なので「重くてもいいから沢山撮りたいぜ!Yeah!」という方には500EL/M、「ハッセルらしい動作もしっかり楽しみたいな」という方には手回し式の500C/Mの方がおすすめです。

◯バックの装着制限


500EL/Mは構造上、下が出っ張る形状です。
そのため下部にバッテリーを装着するデジタルバックや下部が飛び出るフィルムバックは装着不可です。

これらの理由があれど、価格帯は低めなのでお試しに使ってみたい方にもオススメです。重量的にはオススメできませんが...

しかしですね

ハッセルのウエストレベルファインダーから覗いた景色は最高です。(なんでほっともっとなのかは不明です。)

ちなみに写真はこちら


ゾナーらしいシャープな写りもめちゃくちゃいいです。換算80mmあたりの中望遠なのでポートレートにももってこい。

ボディが重いので購入の際は取り回しの良いPlanar 80mmをお勧めします。ゾナーは価格が安い代わりに少し重いです。

多分3kgくらいある。デカいですしね。


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