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トオパラ!(SFチックに何かを訴えかけてきている小説)

 おじさんとカフェを通過した。

 コーヒーの川を渡るとき、おじさんが滑って流れてきた計量スプーンにぶつかりそうになった。僕はおじさんを守ろうとおじさんを押し退けたが、間に合わず計量スプーンの縁が僕の目に当たって右目が見えなくなってしまった。おじさんは泣いてすまないすまないと詫び、僕はいいよいいよと言い、手を取り合って岸を渡った。

そこは異世界だった。
 
 首の微妙な角度で海の中を泳ぎ回るこけし、 目と耳を二人で分け合い、手をくっつけて走り回るエルフ、頭に棒が何本も刺さったドワーフ。

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