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散らかった"気にしない"

「何落ち込んでるの?」

不意に聞かれたが、なにも言えなかった。

正確には"なんでそれを言われたからか分からなかった"からだ。

「暗いよ今日」

また問われた。

俺は落ち込んでないし、暗い?

そう問いかけると

「うん。暗い。何考えてるの?」

いや。何も考えていないよと言った。

なぜか気になった。

落ち込んでると言われたことが気になった。

思い返すと幾つか思い当たる節があった。

生活環境が変わったこと。
友人が距離を取り何を考えてるのか分からないこと。
初めての組織代表を始めたけど、うまくやっていけるか。

いや。些細なことだと思う。

なんとかなるって言って行動に移してた。

気にすることないと啖呵を切って忘れるために何かをしていた。

時間がゆっくりと内に押し込んだ思いを溶かしてくれると信じていた。

でもどうだろう。

生活環境変わったお前はちゃんと生活出来ているか。辛くはないのか。
友人がなぜ距離を取ったのか知らなくていいのか、やり直せないのか。
組織の代表として50人以上の人たちに何を残せるのか。

結局何一つ考えないで逃げようとしただけだろう。

啖呵切ろうにも切るための選択肢を見出だせずに終わってる。

あぁ気にしてたのかも。

一言
「暗いよ」

何気なく言われた言葉だけど。

言われた言葉をもう少し大切にしてみようと「ありがとう」を言いながら思う。

@sui_sasakure
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