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【愛着・AC 克服記録】Column 5-5 愛の証明 (急編 その3)

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5-5 急編 その3 「愛情と感謝、それは時空のゆがみだ!」

3-6. 人類の偉大なる発明品「感謝」


前回 "3-5" では、愛情の正体は「波」だ!、という話をしました。

愛情をもらいっぱなしは、まずいのだ!という内容でしたね。

アホ面かいてるAさんは、どうしたら救われるのか?


解決策は、きわめてシンプルです。

「ごめんなさい、こういうときどんなことをしたらいいかわからないの。」

「返せばいいと思うよ。」


これが、感謝です (よかったね、綾波)。


人類は、古来より感謝の重要性を認識してました。

日本なら、新嘗祭 = 収穫を神様に祈る行事がありました。
(縄文時代なら自然神でしょうし、奈良とか平安までくると祭祀を司るミカドとか、天照大神とかでしょうかね)

欧米圏でも感謝祭 (Thanks giving day) とかありますし、文化の発達度合や用の東西を問わず、この概念は人類に普遍な概念ではないでしょうか?
(中東とか南米、アフリカとかまで話がいくと、正直わからないですが…)


これは、僕の私見ですが、

「感謝」は人類の発明品の一つではないか、と思います。

動物、少なくとも哺乳類には愛情があります (養育行動ってのが見られますね)

昆虫とかでも、アリやハチのような社会性が見られるものもいますし。

でも、感謝する動物、ってのは聞いたことがない…

共生する生物が実際どう思ってるかは、わからないですが…


感謝ってのは、なにかを物をもらったり、行為をしてもらったことに対するリアクションですよね。

つまり、何かに対して、何かを返している。

1つ目の、"何かに対して" の "何か"。

これが、愛情でしたね。

共生する生き物の場合は、ちょっと事情が違うように思います。
愛情 = 相手をポジティブにするものに対して、等価なものを与えている。
ギブアンドテイク。
これは……「お前がいないと、僕死んじゃうんで、だからあげるだけです」
ドライな関係。
まぁ、ここは解釈の仕方になるのか。

では、"何" を返しているのか?


そこを、波の概念といっしょに紐解いてみましょう。

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3-7. 愛情と感謝は、エネルギーのリレー


Aさんは、Bさんから愛情をもらうことになりました。

愛情ってのは、「波の形をとるエネルギー」でした。

Aさん、エネルギーもらいます (図の①)。

前回でも触れたように、余剰のエネルギーはほっとくと逃げていってしまいます (図の②)



今回のAさんは、一味違う。感謝を知っているから。

Aさん、感謝します。

こうして、Bさん発信の愛情のエネルギーは、感謝の形でBさんに返されました。


…どうでしょうか?

いろいろツッコミどころありますよね笑

パッと思いつくものを挙げてみます。

・結局、何が起きたの?返しちゃったら意味ないじゃん?
・例えば、Aさんがエネルギーを10%もらって、90%返したりしてるの?
・でも、それじゃあBさん納得しないよね?

・100%感謝で返したら、Aさんお人好しのバカじゃん。

これは、なるべく100%返した方が良いです。答えは、次回のコラムで。

てか、このエネルギーは何モノよ?

・上がったり下がったりしてる力は何モノ??

→ これは、今回の次の項目で説明します。


この、「他人同士のAさんとBさん」の間のやり取りを理解する前に、

Column 5-2 で出てきた、「自分軸」が生まれるメカニズムを説明しておく必要があります。

この辺から、「真理さん」が顔を出し始めます笑

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3-8. 愛情と感謝、それは時空のゆがみだ!


いきなりやばいタイトル出てきましたね。

ここから、いきなり難しくなります!


前に、こんな図があったのを覚えておいででしょうか?

愛情は未来へ、感謝は過去へ、という話でした。

これも、愛情が波の形で伝わっているわけですが、今回はそこからもう一段踏み込みます。


これを、自分ひとりでやると、こうなります。


おお!未来に行くほどなんかエネルギー増えている!……??

あれ?なんか変…

これ、結局、自分ひとりで愛情と感謝の受け渡しを済ませてしまっているので、

エネルギー変わってないです!

中でぐわんぐわん動いてるだけ!


え、何、、?
何が起きてるの?
ってか概念的にわけわからんぞ…??


(読んでる方、たぶんわけわからんと思います。
酵母マンもわけわからんくて苦しみました。
少しでも伝わるように工夫してみます)


ここで少し、「時間」の話に触れておきます。

時間って、何なんでしょう?

イメージとしては、「超精密&無限の紙芝居」といったところでしょうか?

絵にすると、こんなかんじ。


この一枚一枚の紙芝居は、我々が普段認識できる「三次元空間」です。

つまり、この図は、三次元 → 二次元の圧縮をしたあと、改めて四次元目の時間を加えてるわけです。

ここから、一枚紙芝居を取り出してみます。

オレンジの彼はバナナの皮で滑ってこけようとしているわけですが…

でも、この一枚の紙芝居の中では、ぴたりとも動きません。


この、微妙に違う紙芝居一枚一枚を、時間という軸が貫くことで、初めて我々は「三次元的な動き」を手に入れるわけです。

時間は、我々に「自由」を与えれてくれます。

一方で…

時間は、我々に「束縛」も与えます。

それは…何人たりとも、いかなるものも、紙芝居を飛ばして未来にジャンプすることはできない!
(少なくとも地球上では)

この縛りが、これから続く強烈な話を生み出していきます。



ここから、「重力」の話が出てきます。

僕ね、相対性理論の内容、全然わかってないんですけど…

重力って、時空間 = 時間と空間の歪みじゃね?

っていうアインシュタイン先生の言葉を知ってるような、知らないような…

まぁ、肩肘はらずに読んでみてください。



3人の紙芝居の登場人物を考えてみます。

将来さん = 自分の明日を、将来を考えるのが大好き!

刹那さん = まー、今このときが、楽しかったらいいやー

トラウマさん = うーん…、正直、昔の嫌なことが頭に浮かんで動けない…


この3人は、等しく時間の束縛を受けて、同じ紙芝居の中で過ごしています。

でも、見ている方向が違います。

同じ、紙芝居の中で過ごしているのに、この3人は全く考え方が違います。


将来さんは、未来に目を向けている。

自分がどうなりたいか、どうしたいか、そのために「今」どうしたらいいか考える。

過去のことも考えたりするけど、それはあくまで参考程度…

そんな将来さんの生き方は、未来への重力が働いているんです!

紙芝居を一枚でも、前へ、前へ進めようと情熱的に未来へ進んでいきます。


重力の概念きましたね!

重力 = 時間と空間の歪み、覚えといてね。


一方、トラウマさんは、過去に目を向けている。

自分はこんな辛い思いをした、
会社で猛烈なストレスを受けた、
学生時代にいじめられた、
アダルトチルドレンな家庭だった、
乳児期に愛着障害を患った…
自分は生まれつきの発達障害だ…
などなどなどなどなどなどなど


とにかく、過去への重力を受けている。

でも、時間は未来へ、未来へと冷酷に動いている。

だから、こうゆう人は、「かけっこを後ろ走りしている状態」なんです。

そして……なにより悲しいのが、

「自分自身を、自分の運命を、憎悪している。」

まぁ、未来への自分への "ポジティブ" な力が「愛情」なわけですから、過去の自分への "ネガティブ" な力は、「憎悪」になりますよね…


こちらは愛着障害・アダルトチルドレン複合理論で出した図です。

この「時間的な重力」を考えるとわかりやすい。

ポジティブな人は、未来 = 空に向かって "落ちている"。

ネガティブな人は、過去 = 奈落に向かって "落ちている"。



この、「目線が正反対な人達」が、同じ社会で生きていたって…

本質的に分かり合えるわけがない!!!!!!


大事なことなので、もう一回。


本質的に分かり合えるわけがない!!!!!!


刹那さんは、また別のコラムで説明します。


今、重要なことは、同じ紙芝居にいても「重力」はかけられる、ということ。


この、「未来への重力 = 時間と空間の歪み」が、「愛情」の力です!!


はてー、ここから考えを変態レベルに上げていきますよー


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3-9. 愛情と感謝の「逆平行の螺旋」が、新たな軸を生み出す


ここからは話を戻して、ポジティブな、「愛情と感謝」に戻ります。

 

愛情というのは、、、時間と空間のゆがみ。

これを念頭において、読み進めてください。


まず、今、この瞬間の考え方を改めます。

今現在の自分は、「未来への愛情」と「過去への感謝」の両方に貫かれている、というのは Column 5-2 で出てきました。

ここでは、今、この瞬間の自分は、

「未来への愛情の流れ」と「過去への感謝の流れ」の足し算をした中間にいるんだ…

という認識を持ちましょう。

感謝と憎悪は何が違うの?
一見すると、同じ方向に矢印が向いていますが…
全然違います!
自分に対する憎悪 (自分に、ってのがポイント)」は、過去側に体を向けて、過去から重力を受けて、目の前の方向にネガティブなエネルギーを送っています。
一方、「感謝」は、未来側に体を向けて、未来から重力を受けて、背中の方向にポジティブなエネルギーを送っています。

全く違うでしょ?


しかし!


我々は紙芝居を飛ばすことができない!

つまり、「未来をポジティブにする」ための愛情を受けても、

紙芝居が持っている時間的制約 = 時間を飛び越えて移動する、

ということはできないです。

じゃあどうするか?

我々には、「空間的な自由」は与えられているのです。

愛情が、時間と空間のゆがみをもたらす、でも時間を飛び越えて移動できないなら…

空間的に変わればいい!!


それがこの図

愛情 = 未来への重力をかけると、

時間を歪めることは難しいから…

空間的な歪み = 微妙な違いを生む!

これは、場所の違いだったり、体の中身の物質の違い = 究極的には感情だったり、周囲のモノの移動だったり…と、いろいろあるわけです。


でも、ちょっとずれた未来の自分は、現在の自分とほとんど同じ状態。

それを、繰り返していきます。


ポイントは3つ

① この、空間的な歪みが積み重なることで「望んだ場所」だったり、「望んだ状態」に到達することになります。

② この動きは、「反対側の感謝」とセットなので、常に「自分」を中心に回転していきます。

これはですね、地球を中心に回る宇宙ステーションをイメージしてください。


③ これは逆説的ですが、空間を歪めたことで、「時間の方も歪んでいる」わけです。


愛情の重力をかけなければ生まれなかった未来 = 時間、が空間的な歪みの積み重ねで生まれているわけですから…。

電磁波をイメージしてください。
ってか、電磁波そのものとも言える…


重力は、

「時空間の歪みを作り、それが空間的歪みをもたらす。その、空間的な歪みが、結果として時間的歪みをもたらす。その時間的歪みが……エンドレス」

という「連鎖的性質」を持っています。


そして、さっきの図の時間的な隙間を、かぎりなく埋めていくと…

まず、愛情の未来への螺旋。

ここに、感謝の過去への螺旋を重ね合わせると…

(酵母マン先生の画力では、ここが限界だった…次回作に乞うご期待…。なんか魚の骨みたいでやだな…)


ちょうど、向きが反対側で、噛み合ったような2組の螺旋が生まれます。

こうゆうのを、矢印の方向は逆方向だけど、螺旋の形は平行なので、

逆平行の螺旋」といいます。


これはですね……DNAの構造そのまんまなのです!!


DNA センス鎖・アンチセンス鎖の逆平行の螺旋によって、"遺伝情報" という新しい軸を作り出し、それを娘細胞・子孫に保存・複製・伝達する…。

人間としての自分は、愛情と感謝の逆平行の螺旋によって、"自分軸" という、時間の概念を含んだ新しい軸を作り出し、未来の自分へ、未来の子孫へと伝達していく……!!!


これが、自分軸の正体でした。


ちょっと理系チックな話。
この、逆平行の螺旋。
螺旋の軸を Z 軸として、愛情と感謝の XY 平面を見る。
そうすると、これは、回転運動を角速度で見た図になるのが分かると思います。
で、角速度といえば、sin曲線 (正弦波) であり、正弦波ということは、この動きは結局、横 (Z を時間軸、YなりXを縦軸) から見たら「波」になるわけです。

人間が力を観測するには、波 = 時間を伴った変化を観測するしかないのです。

ふぅーーーーーっ!

やっと、真理さんの一角を担う、「螺旋」の概念が出てきましたね。


次回から、「価値」の話が始まります…

「価値」の話を理解できると、「父性的愛情 = 条件付きの愛情」と、「母性的愛情 = 無条件の愛情」の違いも見えてきますよ。

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