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【愛着・AC 克服記録】Column 5-11 愛の証明 (急編 その9)

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【愛着・AC 克服記録】Column 5-10 愛の証明 (急編 その8)


5-11 急変 その9 「縦の糸は私、横の糸はあなた」

3-11. ⑭ 相対的価値 ー他人も価値軸を持っているー


ここまでは、「自分の中だけ」の話をしてきました。

・自分軸形成の過程では、現実世界の登場人物は出てこなかった。
(親や子供も出てくるが、実在の存在というよりは、概念的存在として出てきた。生命の縦糸 = 系統のつながり、です。あと、これが DNA の自己触媒能力・逆平行の二重らせんになっていることにも気づいてほしい)

DNAっつうのはさ、片側の鎖があると、もう一方の鎖を作り出せるのよ。細胞内ではポリメラーゼとか必要だけど。一細胞レベルの「自己連続性」と、一個体の人間の認識の「自己連続性」が根本的には同じ仕組みってのがこの概念の重要ポイントであり、"真理さん" に触れてるってことなのよ笑

・価値軸形成の過程では、自分を中心として、それ以外の他を観察するだけだった。まだ、「コミュニケーション」は始まっていない!
(深淵を覗き込む時、また深淵も自分を見つめている、です。自分が相手を見る時、相手も自分を見ている。)


はて、ここからは他人とのやり取りが始まるわけですが…

まず、根本的に理解しとかないとこの先困るのが…

「他人も価値軸を持っている」

「他人も自分軸を持っている…かもしれない」

僕の勝手な見立てでは、自分軸を確立できてる人はほんの一握り。多くの人は、自分軸は持ってないけど、価値の海の中でたまたまうまくいってる人なんじゃない?その人達が得している分の負債を、精神疾患・アダルトチルドレンなどなど、様々な闇・病みを抱えた人々が支払ってるんだよ。

他人は一人ではありません。

たーくさんいます。

そんな数多な人間・生き物たちによって、あらゆることが価値判断されています。

そうやって、みんなの総意で形成されていくものが、「相対的価値軸」です。(太陽少なめ、北風多めは意図的です笑)


前回書いたように、自分軸および存在・虚無軸は、時間的な縦糸です。

ここからは、価値軸 = 空間的な横糸の中身を見ていきます。

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3-11. ⑮ 価値を媒介として愛情や憎悪が伝わる ー位置エネルギーと運動エネルギーー


自分以外の他とのやり取りを「糸」と表現したのは意味がありまして…

1. 糸には引っ張り具合である「張力」がかかる。

2. 張力が生まれると、その上を「波」が伝わる。

あーっ!やっと冒頭の波のお話とつながってきましたね♪

長いお話は、ワンピースみたく、伏線が回収され始めるとコクが増してくるんですねぇ…(・∀・)ニヤニヤ

もうちょっと、しっかり見てみましょう。

ここでは、方向性の強さ(張力・ベクトル的)と、力の大きさ(位置・運動エネルギー・スカラー的)の見方を並行して見てみます。

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A. まずは自分の中で伝えたい「メッセージ」の大きさ = 位置エネルギーを設定する。

ここでは、愛情と感謝の冒頭で出てきた、「プレゼントを渡す」をお題に考えてみます。

まずは、プレゼントをあげる相手を『認識』することで、価値の横糸が生じます。

横糸を張ったら、次はその「張り具合 = 張力」です。

この、「張力の大きさ」を考えるとときに、位置エネルギーと運動エネルギーを考えるとわかりやすくなります。

難しい言葉を使うからアレなわけで…

簡単に言えば、「ピタゴラスイッチで球を転がすときに、どれくらいの高さから転がすか?」です。

こうして、認識によって張り合わせた糸に、張力をかけて、力の強度を設定して、メッセージを伝える準備ができました。

解説をすると、この「張力そのもの」が「価値 = 認識することで生じる力」で、「張力の大きさ = 位置エネルギー」が「価値軸上の正・負の大きさ」に一致します。

次は、「張った横糸 = 価値」を使って、「エネルギー」を伝えます。

このエネルギーは、何なのか…?

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B. 価値 = 張った横糸を使って、設定したエネルギー = 愛情の大きさを伝える


プレゼントで考えると、2種類の人が思いつきます。
・義理プレゼントを仕方なく渡さなきゃ…な人。
・本命プレゼントをめっちゃ渡したい人!

この2人が、それぞれ糸を張ってメッセージを伝えれば…

糸の張り具合は全然違うよね。

で、その張り具合は、「価値軸上の数値」と同じになります。

昔、関口宏の東京フレンドパークでこんなアトラクションありませんでした?自転車の空気入れみたいなシュコシュコを制限時間以内にたくさんやって、重りの目盛りをどんどんたかくしていくフラッシュザウルスってやつ。
Youtube の動画↓
https://www.youtube.com/watch?v=BMgPImNPy3o


もしかしたら、この「価値の糸を張って、張力 = 価値の力を生み出す」ところで終わってる人が多い気がします

あるいは、生きる価値を求める人は、この価値の糸のネットワークをどうやって張るか?にしか目が行ってない。

大事なことは、張った価値の横糸を使って、どんなメッセージを伝えるか?

その、メッセージの伝達手段こそが、『波』なわけです。
(伏線回収マン!)


前の波の部分でも書きましたが、視覚・聴覚の物理感覚は「波」を受容してます。味覚・嗅覚の化学感覚も物質の有無の「疎密の波」が活動電位という「波」に変換されてます。
また、これは僕の勝手な予想ですが、脳内における高次脳処理も何らかの波を使っていると考えられます(脳波っていうでしょ?)

好きな人の姿を見ただけで、声を聴いただけでドキドキするのは、視覚情報や聴覚情報には、単なる光や音としての物理刺激だけではない情報が存在する、ってこと。おそらく、赤ちゃんの頃から脳内で高次の処理を経験していく過程で、そういった受信機が発達していくのでは?と考えています。

こうやって、張った横糸の上に波を伝わらせます。

次の2項目では、「波のエネルギーの性質」と「波の周波数がもたらすメッセージ」を考えてみます。

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C. 価値はロスをしやすい ー100%の愛情が伝わることはないー


ピタゴラスイッチのように、自分の価値軸をバロメーターとして、送りたいメッセージの大きさを設定したら、次は球を転がします。

球を転がすことで、価値軸の位置エネルギーが運動エネルギーに変換され、価値の糸の上を伝わっていきます。

仮に、自分が設定した愛情が、「割合」として100%伝わるならば、要は自分のメッセージが一切のロスなく、伝えたい相手に伝わるわけですが…

そんなの不可能だろ!?

どんな言葉を使うか?言い回し、相手との認識のずれ、本人の伝達能力、LINEや電話など、視覚や聴覚が削られたコミュニケーション、齟齬、摩擦などなど…

価値を介して、自分ではない存在とコミュニケーションをするときは、必ずと言っていいほどエネルギーのロスが起きます。

ですので、波が相手に届いて、運動エネルギーが価値軸上の位置エネルギーに再変換されても、当初設定したほどの価値には到達できません。

果たして、それで良いのか?

その問いに答える前に、「波の周波数」についても解説しておきます。

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D. 波がもたらすメッセージ ー特定の周波数を受け取る受信装置が必要ー


さて、コミュニケーションが「波」であるということは、ある重要な性質に触れねばなりません。

それは周波数。

ここは僕自身、まだまだ考察が必要だし、おそらく人間の高次機能の謎を解く鍵の一つだと思います。

とりあえず、現在妄想が至っているところだけ書いときます。
妄想ですよ、妄想、、、考え方の1つですよ?(念押し)

1. たぶん、日常的・普通な周波数帯ってのが、個人個人に備わっている。
(これが、変化できるのか、固定されているのかは謎)
2. たぶん、その周波数帯よりも高いところの波は、時間あたりに伝わるエネルギーが大きくて、これが「興奮」を引き起こす(ノルアドレナリン系の神経が動くの…かなぁ?)
3. たぶん、波の周期性や波の形(正弦波)の調整に、ドーパミン系の神経が関与して…いる?
・周期性とか繰り返しの調整がおかしくなることが、ADHD の症状の本質では?
・統合失調症の陽性症状にドーパミン系の過剰な働きが関与するのは、周囲の文脈に関わらず、特定の回路を動かしてしまうからでは?(これが幻聴・幻覚を引き起こす…のかも)
・繰り返し・常習性・依存性というのも、ドーパミン系がもたらす報酬系によるもの…では?
・僕の妄想では、ドーパミン系の上位で機能するペプチドホルモン系の回路に着目して、「欲求」をコントロールできるようになることが解決への糸口…かなぁ?

・あと、たぶん、不注意型の ADHDの人は、現代社会のリズムと本人に備わった周波数帯がそもそもずれているのかもしれない。
4. 日常の周波数帯よりも低いところの波は、エネルギーを受け取るのに時間を要する。
・つまり、ゆっくりとした波を受容するには、自己連続性を獲得して、興奮とかいつものやつ、とは異なる情報を認識できる回路が必要となる…はず。
・たぶん、これが「幸せ」という感覚であり、そこにはセロトニン系が関与している…のかな?。
・うつ病というものは、過度なストレスによって、それまでの自分と現在の自分の分断が生じることが本質で、ここが途切れるとセロトニン系が働かなくなる…じゃないかなぁ?
・つまり、うつ病の本質的克服は途切れた自分の連続性を回復して、セロトニン系が機能できるようにすること…な気がする。
・うつ病が時間立つと寛解に向かうのも、発症から寛解までの短い連続性が生まれるからなんじゃね?で、フラッシュバックとか別のストレスによってまた断絶が起きて再発、みたいな。

・大事なことは、周波数が低い = 周期がゆっくりとした波は、早い波に比べて減弱も遅い…のかな?だから、ノルアドレナリン系の「興奮」は持続時間が短いけど、セロトニン系に「幸せ感」は長続きする…みたいな笑


…とまぁ、僕の妄想を書き並べました。
言い方にすごく気を遣って、すごくふわっ…と書いてます。
あの…、鵜呑みにするのは馬鹿だし、学術的な審査は一切経てない妄想ですから。ただ、考え方の一助としては悪くないかなぁ…くらいに捉えてください。


重要な要素は、
・周波数が高い波は、粒のような、「断続的・量子的」性質を帯びてくる。
→ これが、そのうち書く「お金」の概念に繋がります。

・周波数が低い波は、「連続的」性質を帯びてくる。
→ これが、「幸せ」とか、「人生の意味」に繋がります。


さらに!

波を受信するには、それこそラジオの電波のように、受信装置が必要です。

これまた僕の妄想ですが…脳の高次機能がこの受信装置を担う…気がします。

細かくは勉強不足でわからないんですが…ASD は空気とか文脈とか、そういった高度なメッセージを受信する脳内の回路が発達してないことが要因なんじゃない?
周波数高い波 = 断続性を帯びてくる波のほうが、わかりやすいんだと思う。
だから、価値を量子化した「お金」を介したコミュニケーションはわかいりやすい。
逆に、周波数が低い波を介したコミュニケーションは、どうしても長い時間を要する。お金にしか心地よさを得られない人は、このへんのメッセージを受信する回路がうまく機能してないんじゃない?

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