グループYouTuberの手引き

YouTubeの動画投稿をグループとして活動している方も昨今増えてきていますが、その際にマーケティングとしてできることやチャンネル運用のコツなどとしてはどのようなものがあるのでしょうか?
今回はグループYouTuberの活動について解説していきます。

グループとして活動することの利点

そもそも、YouTuberの活動をグループとしてすることにはどのような利点があるのでしょうか。
一つ目の利点としては、メンバーそれぞれの個性を引き立たせることで多様なファンを獲得できることです。現在実際に活動し人気を得ているグループのように個人のキャラクター性を確立させることができれば、メンバーそれぞれにファンがつき、またメンバーの個性をうまく利用した企画を作り、他の投稿者との差別化を図ることもできるでしょう。
しかし、グループとして活動する以上はメンバーの結束は必須となり、グループのまとまりがなくなれば活動していくことは難しくなります。グループを結成するときは、この先長く共に活動していく上で信頼できる人を選びましょう。
二つ目は、動画のネタを作りやすいことです。すでに使い古された企画であっても、メンバーの個性をうまく利用して新鮮さを出したり、逆にメンバーの個性を引き立たせることもできます。
三つ目は、ブランディング(他者との差別化)がしやすくなることです。それができないと、たくさんある動画の中から自分達の動画を選ぶ理由ができにくくなりますし、逆にそれができれば再生数やチャンネル登録者数が格段に伸びやすくなります。ブランディングについては私が以前の記事で解説しているのでそれを参照してください。
その他にも個人で活動することとは違う点が多くありますが、いい点ばかりではなくデメリットも当然あるのでよく考えて活動の方針は決めましょう。

グループとしてのチャンネル運用

グループチャンネルとして動画を投稿していく際には、どのような動画をどのような順番であげていくべきでしょうか。
まず最初に意識するべきことは、「グループで動画を撮ること」です。当たり前のことですが、グループである以上出演していないメンバーがいるとグループとしての魅力が低下するどころか、そのメンバーのファンを獲得することも難しくなるので、収録をする際はできるだけメンバーの予定が合う日にしましょう。
次に、動画内で登場人物にあたるスポットライトを特定の人に集中させないことです。グループの動画であるのに写っている時間が少ないメンバーと多いメンバーの差が大きかったり、または動画に写っているのに全く話さない人がいたりすると、グループで活動している意義がなくなってしまいます。
グループで動画を撮影する際、または編集する際にはメンバーそれぞれのセリフや画面内に登場する時間のバランスにも気を使ってみましょう。

メンバーが個人としてとるべき行動

次に、メンバーそれぞれが個人としてとるべき行動について説明します。
まず始めに、メンバーそれぞれが個人としてのSNSアカウントを持ちましょう。グループの中でのキャラクター性の確立を動画外のSNSでも行うことで、個性をより効果的に演出できたり、動画内で行動しやすくなったり、話題作りにもなります。また、それぞれのメンバーについているファンとの交流や、SNSでの発言などによってグループだけにしか興味のなかった視聴者が、メンバーへも興味を向けるきっかけになるかもしれません。
次にYouTubeの個人チャンネルについてですが、これはあってもなくても構いません。強いて言うのであれば、チャンネル登録者数の少ない時期はグループのチャンネルに再生回数を集中させるために個人チャンネルは作らない、もしくは動画を投稿しない方がいいでしょう。登録者数が多くなってきたら個人チャンネルを開設して上記のSNSの延長として利用していくのもいいかもしれません。
この項目で書いたような方法でメンバーそれぞれが個性を磨き、ファンを獲得することでグループの活動もしやすくなっていきます。

グループYouTuberのマーケティング(ブランディング)

グループYouTuberの最大の強みとも言えることの一つは、そのグループであるというだけでブランディングになり得ることです。個人で活動しているYouTuberのかたは、「自分が何のジャンルをどのようなスタイルで動画にしているか」という点で他者との差別化を図るのですが、人気のあるグループであれば「そのグループである」だけでブランディングとして成り立っていますし、新しくグループとして活動を始めるとしても、どのような成り立ちのグループであるのか、メンバーはどのような人物なのかなど、グループとしての個性を演出することで、個人で活動するよりも簡単にブランディングをすることができるようになります。もちろんある程度は自分で考えていかなければなりませんが、やりやすくなり余裕ができた分、他のことに労力を回すこともできるようになります。

最後に

今回の記事は皆様のお役にたちましたでしょうか。
現在はグループを組む予定がない方でも、この先誰かと共に活動をすることになるかもしれませんし、そうでなくとも今活動しているグループに当てはめてこの記事を読んでみるのも面白いかもしれません。
今後もさまざまな記事を書いていく予定ですので、ぜひチェックして見てください。

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