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オリオン座流星群を見つけに

2年ぶりに友だちと会う約束をした。

それだけで楽しみだったのだけど、「星を観に行かない?」と誘うと「行く行く」とノリノリだった。

食事をしてから出発することにして、向かう場所はヤビツ峠。

宮ヶ瀬からヤビツ峠に向かうと、すぐに道は細くなり、真っ暗闇。

ワクワク♡ドキドキしながら車を走らせる。

懐かしい話を笑い飛ばしながら車をゆっくり走らせていくと…。

助手席の友だちの「うわぁ〜」という悲鳴。というか雄叫び😵

「えっ???なになに???」と隣を見ると

助手席側のミラーの横に鹿🦌の顔がどん


「えっ?トナカイ??」それはそれは驚くほどに立派なな角とクリクリお目目のイケメンな鹿さんでした。しかも近すぎるぅ💦


ビックリしたのと同時にアクセルを踏んでしまい、スタコラサッサっという言葉がぴったりの逃げっぷりでまた山道を進んで行きました。

車内は笑い声に包まれました。

「えっ??今の鹿だよね?たしかに鹿だったよね。トナカイみたいだったけど、鹿だったよね」

「しかもイケメン!!って」

わぁわぁ、きゃあきゃあ言いながら暗くて狭い山道をひたすら進むと、時々道が開けていたり、工事中の案内があったり先の見えない道をひたすら走り続けました。

 

「あれ?なんだ??」


今度はビニールに包まれた人の形のような何かが道路の真ん中に落ちていました。不思議と対向車もすれ違っているのに踏まれた形跡もなく、ポンって置かれていました。


真っ暗闇にヒト型のなんだかよくわからない物体に車内は静まり返り、通り過ぎ、通り過ぎて1分くらい経つと、


「えっ??なに?なに?なに?」

「人形??」

「人の形してたよね?」

「えっ、なんで踏まれてないの?いつからあったんだろ」

「なんで?えっ?」


???の頭の中、引き返す方がなんだか怖くて、兎に角ひたすら走り続けました。

 

どのくらい走ったのかもうわからないけど、やっと着きました。菜の花台。ここでオリオン座流星群を見ようと思って外に出ると・・・。


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夜景が綺麗すぎたのと、月の明かりが明るすぎて、星はあまり見えず。


だけど、素晴らしい夜景にしばらくボーっとしてしまいました。


「オリオン座どこだろう」


探したのですが見つからず、先に展望台に登りました。


夜景はとても綺麗で、星たちもとても綺麗に輝いていました。


帰る頃、遠くの山の上にオリオン座が光輝いていました。


「やっと見れたね」


「綺麗だね」


「あっ、流れ星」


一つだけ見ることができました。


帰り道は、戻らず秦野方面に抜けて帰りました。道中は、鹿の話やあのビニールに包まれていた物の話。何より私のアクセルの踏みっぷりが凄かった話。などなど笑いが絶えず、流星群は見れなかったけれど、2年ぶりに会った友とのこの時間は最高の時間になりました。


ワクワク、ドキドキが止まらなかった。


久しぶりに夜遊びをした。


笑いの絶えない時間だった。


あんなにイケメンな鹿🦌に今度はいつ会えるだろうか


            楽しい時間をありがとう。


           









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