じいさんとにいさん
(あー、もうなんでこう道混んでるのよぉ〜)😭
ちょっとイラつきながら車に乗っている私
まさかの土曜日なのに張り切って工事中。
一車線の駅に続く道。まさかの大渋滞😫
よし、気分転換にお気に入りの工藤静香を聴こう❤️
10分ほど大渋滞の中、やっと抜けられた✨
よし、早く行かなきゃ🚗
職場へと走らせる
ぶーん🚗
ぶーん🚗❓
目に留まる
あれは、なんだ?
おじいさん??
後ろから車が来てないことを確認してゆっくり走る
やっぱりおじいさん倒れてる😳
横断歩道からちょっと離れた場所に車を停めて、バックミラーで誰か助けてくれないかな?と確認する
誰かすぐに助けてくれたら私は職場へ向おう。
そう思っていると1人おばさんが自転車で通りかかる
声はかけた風だが、行ってしまった。
よし、助けに行こう‼️
遅刻してもいいや、こんな炎天下の中倒れてたらおじいさん死んじゃうわ💦
と思って、車を一旦停めて駆け寄る
「大丈夫ですか?」
声をかけてると、一台の🚲に乗ってきた男性も一緒に声をかけてくれた
「えっ?どうしました?熱中症??」
「足腰が弱くてね、歩けなくなっちゃって」とおじいさん。
足元を見ると壊れたビーサン🩴
「えっ、これビーサン壊れるからじゃないの?」とすかさずツッコミを入れる男性
よく見るとめっちゃイケメン兄さん✨
私が言えなかったツッコミ所をさりげなく言葉にする
じいさんまさかの無視🤣(ここからはじいさんになります)
「具合悪いんですか?どこか痛いところとかありませんか?」
私の問いかけに
「足腰が悪くてね、歩けなくなっちゃったんだよ」と
(いやいや、そうかもしれないけど、ビーサンの鼻緒取れちゃってるからね)
恐らく、にいさんも同じことを思ったに違いない
「これ、取れちゃって転んじゃったのかなぁ?具合い悪いんじゃなくて転んじゃったの?救急車呼ばなくても平気なの?」
じいさんに聞く
「やぁ、足腰弱くなってるだけだから、救急車は大丈夫」
か細い声なので聞き取りづらいがそう言ってる
そういう私も今、か細い声なのでにいさんも困っている
「ここ、日向で暑いからとりあえず日陰に行きましょう」
にいさんすぐに手を貸す(素敵だ)
私はにいさんの自転車を隅に寄せ、2人のコンビニ袋を持つくらいしかできない💦
にいさんが持ち上げると、まさかのぴょこぴょこしか歩けない。しかもビーサン🩴壊れてるからさらに歩けない。
困った
ふと閃く
「おじいさん、お家お近くですか??」
「あのぉ、突き当たりまでまっすぐ行って右」
やっぱり聞いてみると意外と近そう
(それなら車で送ってあげた方が早いかな)
そう思ったんだけど・・・。
じいさんの身なりがちょっとだけ心配で、まさかお家のない人なのではないか。送ったものの、ドアのないお家とかだったりして、お家に辿り着けないとかだったら困るな・・・。
色んな思いが過って、でもこんなに暑い所にも居られないし、そうだこのにいさんなら✨✨✨
そう思ってにいさんに、
「あのぉ、私車なので送ってあげたいんですけど、1人じゃ不安なので一緒に乗って行ってもらえませんか??」
(はい、初対面なのに無茶振り)
こんなお願いも快く、
「あっ、いいっすよ、行きますよ一緒に」
(まじですかぁ。イケメンなのに心もイケメンやん😭)
世の中にはこんなに素敵な若者がいるんだなと感動しながら、車を移動🚗
じいさんを歩かせるが、1メートル歩くのに1分以上かかる💦
ビーサン壊れてますからね💦
にいさん、手を貸してちょっとずつ誘導する
(素敵だ✨✨✨)
手を繋ぐのはちょっと躊躇しそうな感じだけど、そんな素振り少しも見せずにひたすらじいさんを助ける。
車に乗り込む時に、足が上がらなくて足を上げてあげてた。水虫いっぱいの足に壊れたビーサンをちゃんと履かせてあげてた🥹
目の前に映る光景が素晴らし過ぎて泣きそうになった
ここを素通りしていたらこんな素敵な体験はできなかっただろう
車に乗り込み、さぁ出発🚗
到着🚗
ゆっくり家を探しながら走っても3分で着いた
じいさんの速度なら30分くらいかかるのかな??
「ここだよ」って
家の近くには幼稚園バス🚌
すぐ近くに病院もある
何があっても安心だな
車を降りる
じいさんの歩く先には
ライ⭕️ンズマンション✨✨✨
オートロックの素敵なマンション✨✨✨
身なりとの違和感
「一緒に暮らしている家族はいらっしゃるんですか?」
尋ねると「1人だよ」と
「鍵開けましょうか?」のにいさんの声かけに無言で鍵を渡すじいさん。
そう言えば、じいさんにいさんと全く口聞かない💦
なんでー、こんなに親切にしてくれてるのにぃ💦
エレベーター降りてからの道のりも長い💦
「こんなに沢山コンビニあるのに、行くまでにひと苦労ですね」じいさん無言。
きっとやっとお家に帰れることでの安堵感かなぁ。
お家に着く。
鍵を開けてあげる優しいにいさん。
すぐドア閉めたじいさん🤣
良かった。とりあえず辿り着けて。
じいさんが部屋に入り、お互いの顔を見つめ
「ありがとうございました」
手を合わせる私🙏
にいさんも深々お辞儀
「お兄さんいなかったら助けられなかったよ。1人じゃ絶対無理だった。本当にありがとうございました」
気持ちを伝えると
「やー、おれも助かりました。車あって本当助かりました」
じいさんのマンションの前でさよならをしました。
素敵な若者に感動しかない。
世の中は素敵に溢れている✨✨✨
1人じゃ成し遂げられないことも2人ならできる
それがおばさんとか若者とか関係ない
思いだけで重なるパワー
きっとこのにいさんにまた会えそうな気がする😊
ドアの向こうに消えたじいさんの後ろ髪は龍神様の頭の毛に似てたな🐲
職場に着くと雷⚡️と豪雨🌩️
休憩中にはAikoちゃんのクリスタルボウル🥣の波動
なんだかとっても素敵な一日だった🥹
そして仕事終わり、おりおんショップ再開のお知らせ😍
(大分時間が経ってしまったのでもしかしたらSOLDOUTになってるかもしれない。)
そう思いながら近くのコンビニに車を止めてポチる
夏頑張ってお仕事したご褒美✨✨✨
欲しかった物をお迎えできました😊
*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
やっぱりさ、世の中見方を変えれば味方は沢山いるんだね🩷🩷🩷
イケメンにいさん、髪型もカッコよかったけどにいさんの心そのものがかっこよかった✨✨✨
そんな幸せに偶然ばったり遭遇できるって最高じゃない??😆
長文お付き合いくださりありがとうございました😊
🩴みぃわ🚲
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