シンプルに、優しい世界になればいいのにな

2018年12月20日 23:21

私の大好きな曲で、「誰かが」というものがある。

歌詞がね、とても優しくて。

誰かが泣いてたら　抱きしめよう　
それだけでいい
誰かが笑ってたら　肩を組もう　
それだけでいい
誰かが倒れたら　起こせばいい　
それだけでいい
誰かが立ったなら　支えればいい　
それだけでいい

シンプルだ。シンプルで、まっすぐだ。

こどものような純粋な優しさがそこにはある気がする。

世界も、このくらいシンプルになればいいのにね。

けれど現実は、誰かが泣いてたら嘘くさいだのあざといだのと言ったり、誰かが笑ってたら自重しろと言ったり、誰かが倒れたらほれみたことか自業自得だと言ったり、誰かが立ったならもっと反省しろだの不愉快だなどと言ったり。。。

SNSで気軽に自由に発信できるようになったぶん、誰にでも鋭いナイフは飛んでくるし、紙切れ程度の鈍い傷もたくさんたくさん刻まれれば重傷を負う。

自分にとって特別大切な人じゃなかったとしても、「誰か」だったとしても、その誰かはまた別の誰かの大切な人かもしれなくて。泣いてたら抱きしめて、笑ってたら肩組んで、倒れたら起こして、立ったら支えてあげればいい。そんなシンプルな優しさで溢れる世界なら平和なのにね。

理想でしかないけれど、そんな優しさだけで成り立たないのなら、せめて口を挟まず静観してなよって言いたいものだ。

理想論を言っても大して変わらない。

けれど、この曲を聴くと自分はこういうシンプルな優しさを見失わないでいようと思うんだ。

＋＋＋

そしてこの優しい世界をしゃがれた声で唄うチバさんが好き。
ちなみにThe Birthdayで一番好きな曲は「なぜか今日は」で、これも歌詞が凄く好き。雨上がりの晴れ空の下、この曲を聴きながら散歩すると涙が出る。

サポートとても嬉しいです。凹んだ時や、人の幸せを素直に喜べない”ひねくれ期”に、心を丸くしてくれるようなものにあてさせていただきます。先日、ティラミスと珈琲を頂きました。なんだか少し、心が優しくなれた気がします。