太陽の人、月の人。太陽の日と、月の日と。
太陽のような人と、月のような人がいると思う。よく聞く話だけれど。
私はどうしたって太陽にはなれなくて、太陽みたいな人に憧れる。けれど、人によっては私が太陽の人に見えるらしい。
太陽みたいにパァーッと明るくて、エネルギーに溢れていて、場の中心にいるようなタイプの人って、恐らく周りに1人は見かけると思う。ムードメーカーというか。
前はそういう人に憧れたり、自分にないものを持っていて尊敬したり、好きだなぁと思うこともあった。自分が月タイプだから、太陽みたいな人と歩んでいきたいと思っていた。
ところが、ある人は私を「太陽みたい」と言った。
え?そうかな?どう考えても月じゃない?というか、月が好きだから月がいい。あれ?月がいいから月タイプだと思い込んでるだけ?
いや、おそらく私は月タイプだ。太陽って柄じゃない。静と動なら静だ。昼より夜が好きだし、切なさや影のある世界観が好き。表立って行動するより、水面下で虎視眈々と動くタイプだし。
ただ、日によっても違うかもしれない。その人に会う日がたまたま"太陽の日"でそう映ったのかも。
人なんて、そんなもんだ。
根本的な太陽タイプ・月タイプは分かれていたとしても、日によっても違えば、数年経って再会したら真逆になっていることだってある。"あなたの記憶の中の私"と、今の私は違うかもしれないし。
そもそもタイプ分けなんてナンセンスと言われればそれまでなんだけれど。けれど、なんとなくあると思う。太陽か月か。はたまた星か?
太陽の人といると日向ぼっこするようで元気が出るし、是非とも周りにいて欲しい。月の人は波長が合いやすくて居心地がいい。
ただ、私が"太陽の人"だと思っている人も、本人的には月の人かもしれないし、人の一面だけではわからない。
ちょっと知ったくらいで全てを知った気になっちゃいけないね。