9)お父さんの手続きを市役所で
父がもう長くないとわかってから、「身内が死んだ時の手続きが全てわかる本」というようなものをわたしは書店で買ってきました。
手続きの多さや煩雑さにびっくりしたのですが、ここでびっくりしておいてよかったです。
焦ることもなく
「死後の届出は○日以内」と書いてある手続きがかなりあったのですが、時間がなかったので、何かと遅くなりました。
急ぐ手続きは、だいたい二週間後までには済ませました。遅れたけれど、困ったことはありませんでした。
A市役所の手続きは、父の除住民票を取る時に終わったものが多いです。
市役所も親切で、手続きをひとつしたら、市役所内の地図をくれて、
「こことこことここに行って手続きをして、最後にまた戻ってきてください。それまでにはこちらの手続きが出来ていますので」
と教えてくれるのです。
こことこことここ
まず父の後期高齢者医療被保険者証の返却です。
実はこの返却手続きの時に、「葬祭費の申請をしてください」と言われたのですが、うっかり申請に必要な書類をファイルごと忘れました。
話すと、申請の時まで持っていてくださいと保険者証を返してくれました。
葬祭費(埋葬費)は貴重なり
これは自治体によって違うらしいですが、3~5万円をもらえます。
葬祭費はわざわざこちらから申請しないともらえないと本には書いてあったのですが、A市役所では教えてくれました。
これは2ヶ月後に無事振り込まれました。
申請に必要なものは、まず、見せるだけのものが「葬儀の請求書」「葬儀の領収書」「火葬・埋葬許可証」の3つです。
他に必要なものは、申請に行く人の口座番号がわかるもの(わたしは通帳を持って行きました)、ハンコ(みとめ印)、申請者の身分証明書の3つです。
世帯主の条件は
思い出したのですが、どこかの手続きをする時に、この手続きの前に世帯主変更の手続きをするように、と言われました。
窓口を教えてもらって行ったら、新しい世帯主は誰にしますかと聞かれて困りました。母かわたしか、どっちだろう。
普通はどうするのですかと聞いたら、収入の一番多い方にすることが一般的ですとのことで、母を世帯主にしました。わたしには稼ぎがないんです…。
とにかくA市役所の手続きは想像していたよりもずっと簡単でした。葬儀社でくれた一覧のおかげでもあります。
イマドキの役所というのは、とても親切なのですね。
法的なことや金額・手続きの詳細については、わたしの場合でしかないのでご承諾ください。(全13回)
【シリーズ:お父さんが死んだ後】でした。
イラストは「みんなのフォトギャラリー」からお借りしました。我が家では滅多に食べられないカップアイスです。やはり貧乏ではあるようです。
地味に生きておりますが、たまには電車に乗って出かけたいと思います。でもヘルパーさんの電車賃がかかるので、よかったらサポートお願いします。(とか書いておりますが気にしないで下さい。何か書いた方がいいと聞いたので)