記憶のメカニズムと「印象デザイン」
名刺は、今ではビジネスの場において人と人を繋ぐ必需品です。ありきたりの名刺は、やがて忘れ去られます。時間がたった頃、名刺をみてふっと記憶がよみがえる名刺には、欠かせられない要素が存在します。
これを私は、印象デザインと称します。名刺に「相手に与えたい印象」をデザインとして落とし込むことで、相手への感情喚起を促します。人の記憶は、とても儚いです。そんな記憶の中で、感情による記憶は、他の情報と区別されるので記憶に残りやすく、忘れにくいとされます。たとえ、一度忘却したとしても関連情報(名刺)から再度記憶を読み起こすことが可能です。人のメカニズムに準じた、記憶の3つの段階「記銘(学習) 」「保持」「検索(想起)」を取り入れた、印象デザイン。
▪️表面のデザイン解説 < キーワード:お箱(店舗)=立体的な空間 >
>> 屋号である「OHAKO」の名前の由来である「お箱(店舗/空間)」から想起したデザインとなります。今回のデザインキーワードは、” 立体的な空間 ”です。斜めしたから見上げたアングルにはなりますが、俯瞰的に物事を捉えるアプリに因んでデザインしました。「OHAKO企画」ロゴの部分は天井を示し、両サイドの白壁は「箱(空間)を立体的」に表したデザインとなります。また、「bar」を想起されるように関連性のあるイラストを用いりました。
・俯瞰的に物事を捉えるアプリ:アプリで、運営管理をすることでお客様の情報が蓄積されます。蓄積されたデータにより各店舗の長所と短所を把握することが可能になります。現状を俯瞰的に捉えることで、今後の運営管理の幅を広げるという意味合いとして用いることにしました。(※アプリの機能効果は、依頼内容の⑥を参照ください)
▪️裏面のデザイン解説 < キーワード:人と人をつなぐ輪=箱(空間)>
>> 事業のキャッチーコピー「 今よりもっと、一緒にもっと 」に因んで、人と人をつなぐ輪を「 箱(空間)」に見立てたデザインとなります。箱(空間)一つ一つのトキの流れの中で、写真アルバム(写真フィルム)のように、楽しい時間と出会いを刻むという意味合いを込めました。名刺が相手に渡る際、一言名刺の意味合いを添えるだけで、個性のある印象を残すことができるでしょう。
★依頼人が考案された「 bar限定マッチングアプリ」”はこちらとなります。
▼ 依頼内容を詳しく見ていきましょう。
【 制作物 】名刺
① 依頼主:勝又 航(かつまた わたる)
② 年齢:三十代前半
③ 屋号「OHAKO企画」:「十八番(おはこ)」と「お箱(店舗)」をかけ合わせたモノ。
●意味1:店舗ごとの長所をさらに伸ばしていくこと。
●意味2:アプリーを通じて、より多くのお客様が気軽に集いやすい箱(店舗)で、楽しんでいただけるたくさんの企画を発信すること。
④ 事業:barの店舗経営者向けの「”bar限定”マッチングアプリー」サービス
⑤ 事業内容:お客様がワクワクする新プロジェクトを活用して「コミュニティの活性化」。
⑥アプリの機能効果:リピート率の向上 //コアな顧客の獲得//最小限に厳選した「簡易機能」と「低価格」で最大限の効果を実現
⑦アプリ登録情報:ニックネーム登録制 // 管理・登録機能
⑧ キャッチコピー:”今よりもっと、一緒にもっと”
⑨ 掲載要素:代表者の名前、屋号、キャッチコピー、メールアドレス、電話番号
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