入換
悪い流れはどうしても起きてしまって、それをやめたくて、でもどうしようもなくて悶々とする期間はやり過ごすしか無いのかもしれない。耐える。本当にそんな感じで一定期間、長いときもあれば短いときもある、そんな期間を過ごしたあとふっと途切れるときがくる。
入れ替えのタイミングがやってくる。
これまでの悪い流れがすっと断ち切れて、そこから先は自分の意志通りに進められるような感じをつかめる。それをまた悪い流れにするのか、いい流れにできるのかは自分次第で、やっぱり何回も悪い流れに戻してきてしまったからいまなのだけれど。
何度も何度も過ごしていると、この入れ替え期の輪郭がくっきりとしてくることがわかったし、悪いときに考えていることがしっかり自分に染み込んでいることもわかる。だからこれを逃すことはもうしないと、残しておこうと思った。
全部止まってしまった自分を、また動き出させる作業。
一年で2番目に苦手な季節の夏に、でもいつも身体と心が一番動くのも夏で、固まった自分と周りが動き出すのが夏ということは、私は意外と夏が好きなのかもしれないと、これまで考えたことのないことを考え始めた7月の夜。