真夜中-S

真夜中を過ごして朝寝る。
朝と夜が逆転する。そんなことになったのは真夜中を過ごすようになったから。すごく久しぶりな感覚。寝るのは朝の7時ごろ。起きるのは14時ごろ。起きてから、夕方過ぎに外に出て、23時ごろまで本屋に行ったり映画を見たり、喫茶店に行ったり、東京は夜までなんでもできる。
新宿紀伊国屋書店で本を買って珈琲西武で読む。そんな久しぶりの流れ。
青山ブックセンターで本を買って、ヒューマントラストでレイトショーを見て帰る。そんな流れ。

帰宅してゆっくり湯船に浸かる。音楽と本。
お酒は飲まないで、硬くなった体を柔軟する。血が巡る感覚を味わって頭も動く。
音楽と本と珈琲で気づくと4時過ぎ。ゆっくり太陽が昇るのを眺める。
今日は何をしようかな、どこに行こうかなと、したいことがどんどん思い浮かんでくるのは真夜中のテンションだから。ちょうどよく眠くなり、布団に潜ってまた午後に起きる。多分これは果てしなく贅沢な夏なんだと思う。