佐藤千亜妃「KOE」を聴いて感じたこと。
9月14日にリリースされた佐藤千亜妃の最新アルバム。
このアルバムを聴いてからの自分の話をしたくなってしまったので残します。見て楽しいものではないので、ご了承ください。
自分の心が最近、しんどいです。かなり。時間が経てば解放されるんですが、それまでがかなりあるのでどうしようかなです。弱いっていいことないですね。生きていれば色んなことがあります。
私の心が荒んでいる。そんなタイミングでこのアルバムが入ってきました。
そうしたら自分の心の安定剤かのようにこのアルバムを何度も聴くようになりました。一日に何度も。
今回のアルバムはアップテンポで進む曲はほぼなく、最初から最後まで落ち着いた雰囲気。ただ、歌詞と曲がグサグサ来る。
何度も聴いていると色んな感情になる。あの時、ああしていれば、こうしていれば、この曲がもっと前からあったなら変わったかななんて思う。あの時にあの人にこの曲を教えられて、一緒に聴いて気持ちを共有できていれば変わっただろうか、なんて。
少し前は過去を振り返らなかったのに、今は過去にとらわれてしまうことが多くなりました。なんでなんでしょうね。笑
人というのは面倒くさく、馬鹿な生き物なんだなと思います。
でも、佐藤千亜妃の声と詞、曲がそれでもいいと受け入れてくれる。
深く広く包み込まれるようで、温かく感じます。このように感じるからこそ精神安定剤なんていう風に思うのだなと。
前作のアルバム「PLANET」とは真逆を行くような「KOE」というアルバム。「Who Am I」から始まるアルバムの持つ力はかなり強力だなと思います。「転がるビー玉」や「声」、「カタワレ」とシングル曲も入ってシンプルにアルバムとして評価も高いのではと思います。もちろん女の子目線な詞が多いですが、自分が聴いても違和感などなく、グサグサ来るのは作る音楽が持つ特有なのでしょうね。
佐藤千亜妃が好きなんていう同世代の女性も居ないから詞の話も出来ないですが、これだけは言える。佐藤千亜妃は気持ちを分かってるんだということです。
突然の例えでごめんなさい。aikoが書く女性の気持ちが詞になり、女性からの評価も高く、未だに最前線であるというのとどこか同じ部分を感じます。
脱線しましたが、詞の持つ力の強さを改めて実感させられたなと思います。なるほど、こういうことなんだと。
明日から10月。まだ秋と世間では言われますが、個人的に明日から冬ぐらいの気持ちなのです。気温も影響していますが。
冬になると楽曲「PLANET」を聴きたくなります。アルバム自体は11月中旬のリリースだったんですけどね。笑
この曲も大好きな曲で、素敵な楽曲だなとただただそれに尽きます。
初めて聴いたとき、体を電流が走ったような感じになった記憶があります。
別の曲の話を挟んでしまいましたが、このアルバムが私が選ぶアルバムトップテン2021の中に入ることは決定的です。
佐藤千亜妃「KOE」
12曲 54分9秒。
是非、聴いてない人は聴いてみてください。
思うことは人それぞれです。