慶應文学部2021自主応募推薦入試合格者解答例【偏差値40中高一貫校からの挑戦】
今回は、2021年推薦入試の解説と合格者の答案をご紹介します。
問題文は、赤本に掲載されていますのでそちらをご覧ください。
慶應義塾大学(文学部)|「赤本」の教学社 大学過去問題集 (akahon.net)
出題解説
2021年の出題分のテーマは、「贈与行為の分析」および「現代における進歩と反動にまつわる特殊性」です。
総合考査Iは、贈与という資本主義的な経済感覚からすれば不思議に思われる原始的行為を取り上げ、その精神性をくみ取ることで行為自体に備わる目的や価値を考察するという内容です。
問題となるのは、贈与を純粋な財の消失と同一視できるかという点です。筆者は、それが結果として交換行為の側面を有するとみて、そこに曖昧な両義性があると指摘します。この両義性に含まれるつながりと断絶を共に記述することが設問1と2で要求されています。英訳は、なるべく日本語を整理してから自分が知っている単語で内容を表現するといいと思います。
総合考査IIのテーマは、進歩と反動です。通年、習慣の徹底やメディアの支配性という論点に注意を払って論述することが重要です。
合格者の答案例
こちらは合格者による回答例です。
個別指導で3回くらい書き直して合格レベルをもらいました。
赤本には回答例がないためこちら受験生のご参考になるのではないかと思います。
ご購入いただけると幸いです!
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