ただ単にホロとの出会いを書きたくなった

 ホロライブを知ったのは2020年5月。唐突なドラゴンクエストⅤのトレンド入りだった。勿論理由は兎田ぺこら。初めて自力でクリアしたゲームがドラクエⅤであり、ただならぬ愛情を持っていた私は、知らないVtuberの配信であっても飛びついたのである。

 もう、全人類見てほしいシリーズである。そのドラマ性は錦鯉の渡辺さんが語っていることなどで有名であり、見ていた人全員が凄いと感じたであろう内容であった。普段は効率プレイに走ってしまう私も、キャラクター性能だけではない何かを見せられ、心を動かされた。

 このドラクエ配信と、その前にあったメタルギアで大きく新規を確保したという話を耳にしたことがある(ソースは忘れた)ので、私のようにぺこら、もしくはホロライブを見始めた人は多いだろう。これが私のホロライブ、実質的には兎田ぺこらのみとの出会いであった。
(同じ年の2月に「レッツゴー陰陽師」がトレンド入りしていて、私もそれに反応したはずだが、きっかけの船長も会長も覚えていない。ここでホロライブ見始めていたらまた違ったかもしれない。)

 しかし、私は元々ゲーム実況をよく見ていたり、逆にニコ生などの配信文化には触れていなかったため、編集されていない実況動画を見るのが多少辛く、さらに、実況者ではなくゲームソフトに興味が向いていたタイプであったため、ドラクエ配信をしなくなった「配信者」兎田ぺこらからは自然と足が遠のいていった。当時、チャンネル登録していたかすら覚えていない。

 そこからホロライブに本格的に触れることになるのは秋の事である。それまでに、あの伝説の4時間寝坊のハバババ配信があり、ツイート内容を漁った結果、あの兎田ぺこらの所属するホロライブであり、さらに私が10年以上やっているマリオテニス64をやっていたことがわかったときに覗きに行っただけであった。

 それからホロを見に行くことはなかったものの、ぺこらがMOTHER2をやるらしいという話を聞いた。あいも変わらず好きなゲームであり、既に知っている人物の配信であるため、再びぺこらの配信に足を運ぶようになった。

 同時期、ふと、久々にぺこらのドラクエを見ようと思ったときにチャンネルを覗くと、ドラクエ5と、その後のテリワンの配信が丸々消えていることに気がついた。ホロライブにとっては不幸な話ではあるが、アーカイブ削除に気づき、その理由を知ったところから、ホロライブという集団、箱を認識するようになった。

 その後は、誰か好みのホロメンの配信を少しずつ見ていた。と言っても、3期生のぺこらと団長、船長くらいである。ぺこらのMOTHER2配信と、船長、団長、ふーたんの新衣装配信は覚えがあることと、船長78歳がリアルタイムだった気がするくらいである。少なくとも、今の推しである、おかころ、ポルカ、スバルに関しては誰も見ていなかった。

 10月19日、活動を休止していたホロメンが、活動を再開するという噂を聞いた。はあちゃまと会長である。これが、私の最推しである会長との出会いとなった。取り敢えず、あさココなるものがあったため視聴すると、夜に復帰配信を行うはずの人が朝一で配信しているのである。なんだこの人と思いながら、復帰配信も見たが、凄い好みとまでは行かなかった覚えがある。

 その二日後、また復帰配信が行われるという噂を聞いた。しかも今度は3Dライブである。さくらみこである。彼女の2曲目の「M@STER PIECE」、最後に披露された「さくらかぜ」を聞き、なにより、全ホロメンからのメッセージが流れたライブが終わった瞬間決めた。「全員見るしかない」と。

 今思い返しても、非常に単純な人間だと思う。好きなゲームを配信しているところから一配信者の認識である兎田ぺこらにハマり、たまたまホロライブという箱を意識したところに、ホロメン同士の繋がりを見せられ、箱推しになったのである。

 その後はもう単純である。空いている時間に、配信している誰かを見るのである。会長にハマり始めたのもこの頃である。朝ココを見ているうちに凄いワードセンスとリスナーとのやり取りの優れている点を感じ、どんどんと引き込まれていった。さらに、私の箱推しを助長させたのが、マイクラ運動会だった。

 これの準備配信でかなたんを認識し、前日練習でししろんとわためを認識し、企画終了時には全員言えるようになっていた。休日の午後を丸々潰し、競技結果に沸き立つだけの時間がたまらなく好きだった。それぞれの関係性が見え、なによりも伝わったのが、ホロメンが他のホロメンを好きであり、ホロライブというグループが好きなことである。

 私には、恩人がホロライブに三人いる。まずはホロライブと出会うきっかけを作ってくれた「兎田ぺこら」。あのドラクエⅤがなければホロライブを知ることは無かった(もしくは遅くなっていた)だろうし、MOTHER2のおかげで、一度離れていたホロライブに戻ってくることができた。
 次に、箱推しを決定づけるライブを行ってくれた「さくらみこ」である。彼女の3Dライブと、ミオちゃんと同時に企画、進行したホロライブ運動会により、ホロメンを全員覚え、箱推しという今のスタンスを作ってくれた。
 最後に、決してホロライブから離れないという意志の元となった「桐生ココ」である。箱推しの過程で彼女に会い、その関係性、ホロメン同士の繋がりの強さを見た私には、ホロライブから離れるという選択肢は無くなっていた。会長が卒業した後も私の中での影響力は健在である。この三人のおかげで、私のこの一年ちょっとは素晴らしく有意義なものとなった。

 こんなことをなぜ今になって書いたか。理由は簡単である。ぺこらによる初代ドラクエクリア耐久、ドラクエⅧ配信、みこちによるドラクエⅤ配信の予定が今年に入り続いたからである。私の恩人の中の二人が、ホロを知るきっかけとなったゲームをしてくれる。未だに好きなゲームを中心に追っかけているゲームオタクである私にとっては嬉しいことである。同時刻にテリワンや龍が如く、ゼルダも行われており、アーカイブを見るだけで平日の暇な時間が潰れるのも嬉しい悲鳴である。

 最近のホロライブ内の配信内容、そして開催予定の全体ライブから、配信面、ライブ面という2つの私がホロライブから感じた魅力がプレイバックしている今年である。

 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?