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コロナ禍における子どもたちのマスクに関するアンケート 集計結果 (鹿児島)
・アンケート名:コロナ禍における子どもたちのマスクに関するアンケート
・実施期間 :2022年 1月11日~ 1月31日。
オミクロン株流行期。鹿児島県では、
※1月8日奄美大島を対象に県独自の緊急事態宣言を発令
※1月19日 県の警戒レベルをレベル2に引き上げ、
県内全域に爆発的感染拡大警報を発令。
・送付先 :鹿児島県内 医療機関・施設等、1292施設。
(各施設、医院長宛てに送付)
・回答率 :20%
(1292施設中、258名の院長が回答。)
・主催者 :子どもたちの健康を考える保護者の会
・質問項目 :着用するマスクの素材
幼児のマスク着用について
意思表示バッジの必要性
体育の時間のマスク着用
登下校時のマスク着用
学校でのマスク着用の指導
口内環境への影響について
自由回答欄
☆詳しいアンケート結果については、こちらのPDFからご覧ください。
「100件返ってくれば、いい方だと思います。医師の方々はお忙しいですし、回答したからといって特典もない…特典を付けて回答してもらうというのが普通なので。」アンケート業者の方から初めに言われたことです。
その予想をはるかに上回る回答を送っていただきました。
鹿児島県の医師の先生方、お忙しい中ご回答くださり、ポストに投函していただいたこと、本当に感謝いたします。
また、子どもたちのマスク着用について、沢山の医師の方々が関心を持ってくださっていたことをとても嬉しく、有難く思いました。
現在行われている『子どもたちのマスクの常時着用』。
成長過程にある子どもたちにとって、それが適切であるのか、過度であるのか…。
様々なご意見をいただきましたが、この問題を解決に向かわせる為には、子どもたちのマスクが必要だという意見、不要だという意見、色々な意見が必要です。その中で、どうすることが一番良いのか。
昨年、大阪府で体育の時間にマスクを着けていて亡くなった子がいました。このまま、学校の先生に言われるがまま、子どもたちはマスクを着けていて大丈夫なのだろうか…。せめて子どもたちが苦しいと感じた時に、自分の判断で外すことができるような環境を大人が作ってあげなければいけない…
そんな思いで活動を始めました。
子どもたちは今、マスクを外すことを悪いことだと思っています。これは、私の主観ではなく、幼稚園・学校のPTAだよりにも書かれていることです。
文科省の衛生管理マニュアルには、こう書かれています。⇩
児童生徒等本人が暑さで息苦しいと感じた時などには、マスクを外したり、一時的に片耳だけかけて呼吸したりするなど、自身の判断でも適切に対応できるように指導します。
これは、大阪府で起きたような事故を起こさない為、または子どもたち自身が自分の身を守れるように必要なことだから書かれているのではないでしょうか。ですが、この重要な指導は、学校では行われていません。なぜなら、先生がこれを知らないからです。
昨年の12月に、県の議員の方にこの件についてお話しし、議員の方が働きかけてくださったおかげで、県から市町村・学校長・保育施設設置者に対して通知が出されました。
☆県からの通知の内容はこちらのPDFをご覧ください。
この通知が出された後、どう変化があったかというと…
学校の指導は、この後も何も変わっていません。
多くの学校や保育施設では、これが保護者に通知されることは無く、子供たちにこの指導をすることは無く、
日々行われているのは「鼻まで正しくマスクを着けましょう」という指導。
相変わらずクラスメイトからは、少しずらすだけでも注意される。
体育や登下校時も、半分以上の子はマスクを着けたまま。
幼児までもが、保育所で当たり前にマスクを着けるようになりました。
「マスクを着用していて、気分が悪くなったり熱中症になった場合には保健室の方できちんと対応しますので。」
学校はこういった考えです。これから、また暑い季節がやってきます。先週配られた学級通信に「最近、頭痛や吐き気で保健室に行く子がでてきています。体調管理に気を付けましょう」と書かれていました。
去年の夏とは違う。この一年でマスク着用は一層厳しくなっています。
一律にマスクを常に着けること。それには危険もあることを伝える必要があることを伝える必要がある。私たち一般人の声では説得力がない。医師の方々の声を集められたら…そう思いでアンケートを実施しました。
県の議員の方に、このアンケート結果を見ていただいた所、
県教育庁保健体育課長と、くらし保健福祉部子育て支援課長にお会いする場を作っていただき、直接要望を伝えることができました。
要望の内容は、
・文科省の「学校における新型コロナ感染症に関する衛生管理マニュアル」
と県からの通知以外の指示を、学校や園から出さないようにしていただく
こと。
・県からのマスク着用についての通知を、学校から保護者・児童生徒にも
周知・指導していただくこと。
(児童生徒等本人が暑さで息苦しいと感じた時などには、自身の判断でも適切に対応できるようにすること)
ですが、「検討します」と返事があったまま、残念ながらまだ何も変わっていません。
☆詳しくは、こちらのPDFをご覧ください。
多くの人にこのアンケートのことを知っていただくことで、「子どもたちがマスクを外すことの必要性」を理解していただだきたいと考え、地元の新聞社に記事にしていただけないか交渉しました。
が、これも質問項目の文字が多いという理由で記事にはできないというお返事でした。
3月の市議会の前に、ある議員の方がこのアンケートと要望について質問を申請したところ、「12月に県から出された通知は、オミクロン株に変わってから無効になった。この件の質問を取り下げてほしい」と言われたことがありました。私たちはそれに納得できず、県からの通知を出すのにご尽力くださった県議の方も「無効にはなっていない!」と憤慨されました。
市議の方はこの要求に応じず、「鹿児島の260人の医師の思いです!!」と、議会の質問にねじ込んでくださり、市議会で取り上げてくださいました。
鹿児島県の院長260名の意見を集めたもの。当然取り上げられるもの、議論されるべきことだと思っていただけに、この反応には驚きでした。
ですが、この結果を重く受け止めて動いてくださる方もいらっしゃいます。
市議の先生方は、
市教委・コロナ対策室を含む関係5所管に共通認識の情報提供としてコピーをお渡しくださいました。
これから県議の先生が、このアンケート結果を基に、県議・市議の先生方と私たちとの意見交換の場を設けてくださることになっています。
最後に、このアンケートにご回答くださいました
西 順一郎先生が執筆されたPTAだより(令和4年3月発行)、
大坪 修介先生が連載されている育児雑誌『クレセール(令和4年3月発行)』の記事のPDFを載せます。ぜひご覧になってください。
・私たちが、新型コロナを普通の感染症として受け入れるようになれば、終
息の日は近いと思います。子どもたちに過度な負担を強いることなく、「寛容」の気持ちを持って、現実的な感染対策をお願いしたいと思います。
鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 微生物学分野 西 順一郎 教授
・表情の理解能力は2歳~4歳まで急速に発達して、4歳~5歳の相手の気
持ちを理解する能力へとつながっていきます。鼻・口を失ったマスク姿が
常態の育児ではコミュニケーションの土台となる顔を勘違いしたまま育つ
可能性があって、その勘違いはずっと続くのではないか、他の成長に悪影
響を及ぼすのではないかと心配です。
小児科・小児神経専門医 大坪こどもクリニック 大坪 修介 院長