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星空がもっと輝く!光害カットフィルターを試してみた

こんにちは!kouです。
今回は噂の「光害カットフィルター」の実力を試してみたので、その結果を記事にまとめました。本記事は、光害カットフィルターの購入を検討しているけれど、その効果に疑問を持っている方に特におすすめの内容です。


星空撮影と光害

星空を一度でも撮影したことのある方は、この光害に悩まされたことがあると思います。特に私は撮影時ではなく、家に帰って天の川や星を炙りだすタイミングで痛い目をみてきました。

光害の例(RAWの状態)
強調前後比較

この光害の対策として、ソフト側の処理でいかようにできなくもないですが
やはり撮影時に(ハード側)カットできるのが一番だと思います。

本記事で紹介するのは、そのような悩みを解決してくれる「光害カットフィルター」になります。

使用する光害カットフィルター

各社、星空用に光害カットフィルターが販売されていますが、
今回試したのは Kenko Tokinaの「STARRY NIGHT PROSOFTON 」です。
これは光害カットだけでなく星座強調効果も一枚で得られる、大変便利なフィルターです。(詳細は公式サイトをご覧ください)

個人的には角形よりも、円形フィルターの方が取り回しがよくて好きなので、尚使いやすそうです。

かっこいい広告、、早く使いたい、


公式によると効果はこんな感じ…
(星の位置がずれるので軽く加工してそうですね)

果たして本当にカットされているのか!?

ということで自分で試してみました。

撮影条件

撮影地は宮崎県の都井岬という場所で、光害が多いかといわれると怪しいです。ちなみにペルセウス座流星群を狙いに行ったついでに撮影してきました。
(差が出る場所で撮影し次第、更新予定です。乞うご期待!)

※実際の私の星景撮影の条件とは異なります

フィルターの効果

さて、ざっくりとした結果ですが
フィルターを付けることで下記メリットが感じられました。

  • 光害カット(差は薄いですが)
    →不要な色被りがカットされ星の色が強調されている

  • ソフトフィルターによる星の強調および色の滲み

ただ、一点注意が必要で絞り一段分程度、
光量が落ちますのでISOか露光時間を延ばす等の設定変更は必要です。


高解像度の画像も貼っておきます。

  • 「A.フィルターなし」は、言わずもがな星が解像していて綺麗ですね。

  • 「B.フィルターあり」は、適度に大きめの星が強調されて程よいソフト感ですね。個人的な話、今までソフトフィルターによって強調された星はあまり好みではなかったですが、この程度のソフト感だと星の色や存在感も出しながら写真全体を邪魔しないので、星にもっと存在感が欲しいときにいいですね。


A.フィルターなし(拡大版)
B.フィルターあり(拡大版)
A.フィルターなし
B.フィルターあり


また、公式サイトにはこんな一文もありました。

RAW現像しやすくする
RAW現像しやすくする現像ソフトで作品を仕上げる場合でも、光害カットフィルターであらかじめ光害をカットしておいた方が作業工程も減りRAW現像しやすくなるメリットがあります。

スターリーナイトプロソフトン 特設ページ参照

これは実際に現像して比較して試してみないといけませんね。
ということで、次回はフィルター有無で現像してみた話を載せようかなと思います。

まとめ

フィルターによるソフト効果は感じられたが、
そもそも光害の多い場所ではなかったため効果の実感はなかったです。
現像のやりやすさで差が出ると思うので次回記事も参考ください。


ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
コメントも気軽によろしくお願いいたします。

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