2020/11/15　”どうでもいい”話

　思い出はあるのかと聞いたら、祈は黙ってしまった。

　こいつが俺の質問に、素直に答えてくれることのほうが少ないんだけど。
　どうしても聞いておかなきゃいけないって思ったんだ。

　だからじっと待ってみた。辛抱強く。
　俺は本気なんだぞと瞳に書く勢いで、ただただ黙って祈を見つめて待った。

　そんな態度に観念したのか、辟易しただけなのかはわからないけど、
　数分間の沈黙を破って、祈は答えた。

　「……全部。全部どうだっていいのよ」

　――その一言でわかった、ような気がした。

　さも興味のなさそうな顔で。
　こいつは思い出に、蓋をしているんだろうな、と。

＊

祈んとある鎖の、”どうでもいい”話的な。

歳を重ねれば重ねるほど、りっつんは聖人だなぁって思います。

＊＊＊

もういっこらくがき！

いまちょこちょこと遊ばせていただいている、
フリゲ『月の涙』の、ルピット！

かわいいんだよルピットちゃんかわいいんだよ。

都会の夜、一人で凍えてるシーンとかちょっと泣いちゃったよ。
けなげMAXだよ。きみはフランダースの犬かよ。

最後には、あったかくて、安心できる暮らしができるようになるといいなぁ……。