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2021-22 欧州リーグ考察 #3 〜UCLグループC編〜
みなさん、こんにちは
コチャTVです。
欧州リーグの考察を行なっていこうと思います。
今夏の移籍市場ではリオネルメッシやセルヒオラモスといった世界的にも有名な選手の移籍が相次ぎ、欧州サッカー市場のみならず世界的にも衝撃を与えました。
この移籍市場を経て、欧州サッカーの戦力図には大きな変化が加わりました。
今回は、UEFAチャンピオンズリーグに出場する全32チームの移籍市場を見ていこうと思います。
今回の記事では、グループCを見ていきたいと思います。
なお、市場価格などはtransfermarktを参考にしました。
UEFAチャンピオンズリーグ2021-22のグループ分け
(Goal.comより引用)
この画像はUCL2021-22のグループ分けです。
グループC
グループCは以下の4チームです。
スポルティング(ポルトガル/プリメイラ1位)
ドルトムント(ドイツ/ブンデス3位)
アヤックス(オランダ/エールディビジ1位)
ベシクタシュ(トルコ/スュペル1位)
①スポルティング
スポルティングです。
レンタル組が多いので、移籍のin/outを見ると多くの選手が移動しているように見えますが実際はそのようなことはありません。
ファマリカン、ブラガやリオ・アヴェといったポルトガル国内のチームから3選手を完全移籍で加入させています。また、昨シーズン大活躍を見せたヌーノ・メンデスがPSGに期限付き移籍をしてしまったので、プレミアリーグのウルブスからルベン・バイナグルを獲得しました。彼は、年代別ポルトガル代表にも選出された有望株です。
個人的には、ジョアン・マリオの流出が一番痛いと思います。
昨シーズンはインテルからの期限付き移籍で加入し、一年間主力として安定したパフォーマンスを披露しました。しかし、今季はインテル復帰後にフリーで国内のライバルチームでもあるベンフィカに移籍してしまいました。
昨シーズンの心臓であり、スポルティングの戦い方を知っている選手がライバルチームに移籍をしてしまったというのはかなりの痛手だと思います。
今大会のグループの印象としては比較的戦いやすいグループに入ったのだと思います。圧倒的強者がこのグループには存在しません。すなわち、このグループからノックアウトステージへの枠は2枠あります。(圧倒的強者がいると必然的に一枠は埋まってしまうので)
「継続路線」ということを鑑みても、スポルティングがこのグループで1位になる可能性は大いにあると考えます。
②ドルトムント
ドルトムントです。
サンチョが移籍をしてしまいました。ここ最近は毎年、プレミアへの移籍の噂が騒がれており、「ついに」という感じですね。しかし、日本円にして100億円以上を移籍金として獲得できたのは「コロナ禍」という中ではポジティブなニュースだと思います。まぁ、ドイツのクラブは軒並み安全経営なので、スペインのクラブよりはコロナ禍の影響は受けていませんが、
昨冬に、ザルツブルグから加入したノルウェー代表のハーランドはスーパーな活躍を見せています。しかし、来夏に移籍をしてしまう契約であるということが騒がれています。現時点では、バルセロナなどが獲得を検討しているようです。
今夏には、オランダのアイントホーフェンからマレンを5年契約で獲得しました。また、若干16歳でブンデスデビューをしたムココという有望株も所属しています。
仮に、来夏にハーランドが移籍をするのであれば現時点のままだと大幅に得点力が落ちてしまうので、マレンとムココの成長が一層求められます。
今季のドルトムントはサンチョの後釜を獲得することはしませんでした。その点、昨シーズンよりも戦力ダウンと言えると思います。その中で、バイエルン一強になってしまっているブンデス奪還とUCLでの勝ち上がりの両立は難しいと言わざるを得ません。
しかし、若いチームだからこその爆発力はあります。選手が、戦術がマルコ・ローゼなどメングラ(ボルシアMG)勢のスタッフにハマれば躍進もありえると思います!!
③アヤックス
アヤックスです。
獲得はほぼ国内のみ、放出は国外のみといういかにもオランダリーグの強豪という感じがする移籍でしたね。
やはり、4大リーグ、フランスリーグアンに続くポジションになってしまうオランダリーグでは、活躍すると4大リーグなどに引き抜かれてしまいますね。
FCコペンハーゲンから加入したダラミーには、1200万€というまあまあな大金を使っていますが、他の選手は育成枠という形と考えても問題なさそうです。
アヤックスの右ウイングは、アントニーに加え今夏加入したダラミー、ベルハイスの3人でポジションを争うことになります。今季のアヤックスの中で一番ポジション争いが激しいポジションと言っても過言ではないでしょう。
ベルハイスはフェイエノールトでキャプテンマークも巻いていたので移籍することはないと思っていたので衝撃でした…
個人的に、アントニーは4大リーグに移籍してもおかしくない選手だと思いますので、それを見越しての2選手の加入と言えるかもしれません。
また、オナナがドーピング違反により、2021年11月まで出場することができないGKは、ゴーター、ステケレンブルフ、パスフェールの3人体制で行く予定でした。しかし、ゴーターとステケレンブルフの2人が相次いで怪我をしてしまったので、現時点で使える選手はパスフェールの1人のみという非常事態となってしまっています。
アヤックスの今年のノルマは国内リーグの連覇だと思います。フェイエノールトやPSVなどとのタイトル争いになることが濃厚だと思いますが、その中でも国内リーグを連覇する戦力は揃っていると思います。
しかし、UCLとの両立という面を考えると選手層に不安が残ります。まずは、怪我人が多いので怪我人の復帰を待ちつつ上位をキープするということが最初の目標になると思います。
ちなみに、9月16日時点での負傷者は以下の通りです。
開幕直後でこの怪我人は多いですね…
④ベシクタシュ
ベシクタシュです。
昨シーズンはガラタサライやフィネルバフチェを抑えて16-17シーズン以来の国内王者に輝きました。今シーズンはUCL本戦の舞台にも帰ってきました。
移籍でのin/outを見てみると、移籍金を得て放出した選手が1人もいないということは問題点であると思います。トルコリーグは、給料の未払いや滞納が常態化しているということが問題視されています。選手が「給料面」が原因で国外への移籍をするのであればまだ理解できるのですが、今回移籍をした選手たちの多くはトルコ国内へ移籍をしました。
昨シーズン26試合に出場して15ゴールを決めたアブバカル選手が中東のアル・ナスルへ移籍したことは痛手だと思います。
一方、チェルシーから実績十分のバチュアイを新たに確保しました。バチュアイが新エースとして君臨する可能性が高いと思いますが、彼自身にとってもトルコリーグで浮上のきっかけを見つけて欲しいと思います。
昨シーズン中盤の底に君臨し、シーズン31試合に出場したドルクハン・トキョズは国内リーグのトラブゾンスポルにフリーで移籍をしてしまいました。先程のアブバカル選手とは異なり、同一リーグなので今年対戦するという点でより一層影響は大きいのではないでしょうか。
トキョズ選手の放出により、中盤の底からゲームをつくらるプレーメーカーが必須となったバシクタシュはスペインのFCバルセロナで構想外となっていた、ピャニッチを獲得しました。ピャニッチはローマやユベントスに所属していたときには、大活躍していたので期待大です。
また、彼のプレースキックの精度は抜群なので、彼の魔法の足から多くの特典機会が演出されることでしょう。
ベシクタシュが今年参加するコンペティションの中で最もプライオリティーが高いのは国内リーグでしょう。ガラタサライやフィネルバフチェなどの競合との争いに勝って国内タイトルを2年連続で確保することが最も大事な目標になります。
一方、UCLで力を抜くということはないでしょう。ピャニッチやバチュアイといった4大リーグや欧州の舞台での実績十分な2人を確保したベシクタシュであれば、UCLで勝ち抜く可能性も大いにあるでしょう。
まとめ
今回は、UCL2021-22のうち、グループCに関してみていきました。
このグループはずべてのチームの力が拮抗している印象です。どのチームが勝ち抜くか全くわかりません。これは、どの試合をとっても面白い展開になるということでもあります。
そのため、全試合目が離せない注目の試合になると思います!
最後に
今回は、記事を見つけていただきありがとうございます。
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