『「俺の」Jリーグアウォーズ』 #13
2021シーズンも終了し、2022シーズンに向けて各チーム戦力補強などを行なっています。
そのような中で、来シーズンの展望ではなく、「1人のJリーグファン」として勝手に、個人的な主観でJリーグアウォーズを行いたいと思います。
今回は、様々なデータから部門別1位を発表したいと思います。
得点王
2021シーズンのJ2で多くの得点を決めた選手を表彰します。
1位 ルキアン選手(ジュビロ磐田) 22得点
2位 ピーター・ウタカ選手(京都サンガF.C.) 21得点
3位 小池純輝選手(東京ヴェルディ) 17得点
4位 エジカル・ジュニオ選手(Vファーレン長崎) 15得点
5位 ヴィニシウス・アラウージョ選手(モンテディオ山形) 14得点
佐藤凌我選手(東京ヴェルディ) 14得点
見事、得点王に輝いたのは、ジュビロ磐田のルキアン選手でした!
42試合あるJ2リーグで、1試合平均0.5点を超える22得点は圧巻。なによりも、得点王を獲得すると同時に、二桁近いアシストを記録していることも特徴であり、チームの総得点の約半分に関与している。
そういう面では、得点ランキング2位のピーター・ウタカ選手も所属している京都の総得点の約半分に関与しており、チームへの貢献度が非常に高い選手であるということができる。
アシスト王
2021シーズンのJ2で多くのアシストを記録した選手を表彰します。
1位 高木善朗選手(アルビレックス新潟) 14アシスト
2位 ピーター・ウタカ選手(京都サンガ) 10アシスト
吉尾海夏選手(FC町田ゼルビア) 10アシスト
毎熊晟矢選手(Vファーレン長崎) 10アシスト
5位 荒木翔選手(ヴァンフォーレ甲府) 9アシスト
風間宏矢選手(FC琉球) 9アシスト
2021シーズンのJ2アシスト王に輝いたのは、アルビレックス新潟の高木善朗選手。
42試合に出場し14アシストは圧巻の一言で、就任2年目となったアルベルト体制化のポゼッションスタイルの中で欠かせない攻撃の核となった。他にも、2桁得点を記録しており、「得点も取れる中盤」ということで非常に希少価値の高い選手であろう。
他にも、Vファーレン長崎の毎熊選手は、得点ランキングで上位にランクインしたエジカル・ジュニオ選手とチームメイトであり、ホットラインが形成されていたことを窺わせる。
データ引用元(https://www.football-lab.jp)
ゴール期待値
2021シーズンのJ2リーグにおいて、ゴール期待値が高かった選手を表彰します。
1位 ルキアン選手(ジュビロ磐田) 23.190
2位 ピーター・ウタカ選手(京都サンガF.C.) 20.299
3位 ヴィニシウス・アラウージョ選手(モンテディオ山形) 12.945
4位 中山仁斗選手(水戸ホーリーホック) 12.696
5位 小池純輝選手(東京ヴェルディ) 12.134
ゴール期待値でトップに立ったのは、得点ランキングと同じくジュビロ磐田のルキアン選手であり、その他の上位選手の顔ぶれも軒並み一緒である。このことから、J2では、「決めるべき選手」が決めた試合が多く、得点王なども「なるべくしてなった」と言えるのではないか。
一方、得点ランキングでは上位にランクインしていないものの、こちらのランキングではランクインしている水戸ホーリーホックの中山仁斗選手は、この中では唯一ゴール期待値と実得点数の差分がマイナスになっており、なかなかチャンスを決めきれなかったシーズンであったと言える。
データ引用元(https://www.football-lab.jp)
ラストパス
2021シーズンのJ2リーグにおいて、ラストパス数が多かった選手を表彰します。
1位 池上丈ニ選手(レノファ山口) 85
2位 高木善朗選手(アルビレックス新潟) 82
3位 遠藤保仁選手(ジュビロ磐田) 75
4位 中原輝選手(モンテディオ山形) 71
5位 ピーター・ウタカ選手(京都サンガF.C.) 67
1位に輝いたのは、レノファ山口の池上選手。
中盤の選手が多く、「ラストパス」という括りは、いわゆるアシストと若干似ていることがあるのであろうということが窺える。一方、5位にランクインしたピーター・ウタカ選手はFWの選手で、得点もとりつつもアシストランキングでも上位にランクインしており、マルチロールであることが窺える。
また、1位の池上選手、2位の高木選手を除いて、1月2日時点では、過半数の選手が来季カテゴリーを上げてプレーすることが決まっている。
データ引用元(https://www.football-lab.jp)
攻撃ポイント
2021シーズンのJ2リーグにおいて、90分平均の攻撃ポイントが高かった選手を表彰します。
なお、30試合以上に出場した選手を対象とします。
1位 遠藤保仁選手(ジュビロ磐田) 3.25(出場試合35)
2位 南秀仁選手(モンテディオ山形) 2.89(出場試合40)
3位 ピーター・ウタカ選手(京都サンガF.C.) 2.81(出場試合40)
4位 大森晃太郎選手(ジュビロ磐田) 2.79(出場試合37)
5位 本間至恩選手(アルビレックス新潟) 2.76(出場試合32)
得点やアシスト、シュートなどチームの勝利に直結するようなプレーを得点化したこの数値で1位に輝いたのはジュビロ磐田の遠藤保仁選手。
1試合平均3というのは、異次元と言っても良い数字。やはり、ガンバ大阪でのプレー経験が長く、J1や日本代表、国際舞台での経験が豊富な選手らしく、確実にいわゆる「キーパス」を供給しているのではないだろうか。
やはり、得点、アシスト共にランキング上位となっている京都サンガのピーター・ウタカ選手は上位にランクインしているものの、得点、アシストランキング共に上位にランクインしている訳ではないモンテディオ山形の南秀仁選手が2位となっているのは興味深い。
データ引用元(https://www.football-lab.jp)
パスポイント
2021シーズンのJ2リーグにおいて、90分平均のパスポイントが高かった選手を表彰します。
なお、30試合以上に出場した選手を対象とします。
1位 遠藤保仁選手(ジュビロ磐田) 2.97(出場試合35)
2位 南秀仁選手(モンテディオ山形) 2.70(出場試合40)
3位 山本康裕選手(ジュビロ磐田) 2.30(出場試合40)
4位 富所悠選手(FC琉球) 2.25(出場試合36)
5位 梶川諒太選手(東京ヴェルディ) 2.17(出場試合37)
90分平均で、得点機会に導くパスを何本出したかを表す指標。
見事、1位に輝いたのはジュビロ磐田の遠藤保仁選手。1位、2位が遠藤選手、南選手というのは「攻撃ポイント」のランキングと同じであり、多くの得点機会を提供する中でも「パス」による機会提供が多かったと言える。
データ引用元(https://www.football-lab.jp)
クロスポイント
2021シーズンのJ2リーグにおいて、90分平均のクロスポイントが高かった選手を表彰します。
なお、30試合以上に出場した選手を対象とします。
1位 大津祐樹選手(ジュビロ磐田) 0.73(出場試合40)
2位 荻原拓也選手(京都サンガF.C.) 0.54(出場試合40)
3位 下川陽太選手(松本山雅FC) 0.54(出場試合35)
4位 沼田圭悟選手(FC琉球) 0.51(出場試合35)
5位 関口正大選手(ヴァンフォーレ甲府) 0.51(出場試合34)
クロスによって得点機会を多く作り出した選手の1位はジュビロ磐田大津祐樹です!
比較的、J3と比べても低い値で推移しており、「圧倒的なクロス精度」を持っている選手がいなかったとも言える一方、「クロスを上げさせなかった」ということもできる。
サイドバックが多くなるこのランキングで、前目のポジションの大津選手がトップであるのは意外。
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ドリブルポイント
2021シーズンのJ2リーグにおいて、90分平均のドリブルポイントが高かった選手を表彰します。
なお、30試合以上に出場した選手を対象とします。
1位 柴山昌也選手(大宮アルディージャ) 0.85(出場試合31)
2位 本間至恩選手(アルビレックス新潟) 0.68(出場試合32)
3位 白井康介選手(京都サンガF.C.) 0.65(出場試合32)
4位 木村太哉選手(ファジアーノ岡山) 0.63(出場試合42)
5位 松崎快選手(水戸ホーリーホック) 0.60(出場試合41)
得点機会をドリブルという個人技で演出した選手のランキングであるドリブルポイントの1位は大宮アルディージャの柴山選手です!
純粋なポイントの1位は東京ヴェルディの新井瑞希選手(ポイント1.51/出場試合数15)でしたが、出場試合数が20試合未達のため除外した。
ドリブルが持ち味と言われることの多い、本間選手や松崎選手も予想通り上位にランクインしている。
データ引用元(https://www.football-lab.jp)
奪取ポイント
2021シーズンのJ2リーグにおいて、90分平均の奪取ポイントが高かった選手を表彰します。
なお、30試合以上に出場した選手を対象とします。
1位 川崎颯太選手(京都サンガF.C.) 15.89(出場試合41)
2位 稲葉修土選手(ブラウブリッツ秋田) 15.48(出場試合41)
3位 大橋尚志選手(ツエーゲン金沢) 14.71(出場試合37)
4位 高宇洋選手(アルビレックス新潟) 14.20(出場試合41)
5位 佐藤祥選手(栃木SC) 14.17(出場試合38)
見事1位に輝いたのは、京都サンガFCの心臓、川崎颯太選手。
稲葉選手、大橋選手などステップアップ移籍をした選手が多く、順当な結果であるのではないか。一方、ポゼッションスタイルの上位チームは元々相手チームがボボールを保持する展開が少なく、このランキングではランクインしにくい。
データ引用元(https://www.football-lab.jp)
守備ポイント
2021シーズンのJ2リーグにおいて、90分平均の守備ポイントが高かった選手を表彰します。
なお、30試合以上に出場した選手を対象とします。
1位 畑尾大翔選手(ザスパクサツ群馬) 3.46(出場試合38)
2位 西村慧祐選手(大宮アルディージャ) 3.22(出場試合33)
3位 渡部博文選手(レノファ山口FC) 3.09(出場試合42)
4位 村松航太選手(ギラヴァンツ北九州) 2.99(出場試合34)
5位 新里亮選手(Vファーレン長崎) 2.85(出場試合35)
守備ポイントのランキングの王者は、ザスパ草津群馬の畑尾大翔選手です!
大宮から群馬へと移籍をした畑尾選手は、群馬で多くの試合に中心選手として出場する中で、大きく飛躍した年であったと言える。一方、3位の渡部選手は、ベガルタ仙台などでの経験が豊富な選手であり、経験を活かしたプレーが際立った1年であった。
データ引用元(https://www.football-lab.jp)
セーブポイント
2021シーズンのJ2リーグにおいて、90分平均のセーブポイントが高かった選手を表彰します。
なお、30試合以上に出場した選手を対象とします。
1位 田口潤人選手(FC琉球) 0.49(出場試合30)
2位 関憲太郎選手(レノファ山口FC) 0.46(出場試合36)
3位 後藤雅明選手(ツエーゲン金沢) 0.44(出場試合37)
4位 マテウス選手(東京ヴェルディ) 0.41(出場試合34)
5位 牲川歩見選手(水戸ホーリーホック) 0.40(出場試合40)
セーブポイントが1番高かった選手は、FC琉球の田口選手でした!
今年のJ2リーグはGKを併用するチームが多い中で、30試合以上に質上ということは、1年間レギュラーを守った、つまり、安定したパフォーマンスを見せたということであり、それだけでも凄みを感じる。
最後に
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