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『「俺の」Jリーグアウォーズ』 #11

 2021シーズンも終了し、2022シーズンに向けて各チーム戦力補強などを行なっています。

 そのような中で、来シーズンの展望ではなく、「1人のJリーグファン」として勝手に、個人的な主観でJリーグアウォーズを行いたいと思います。

 今回は、J2最優秀MF賞を発表したいと思います。

J2最優秀MF賞とは

 この賞は、2021のJ2リーグの中で、MFとして、守備および攻撃においてチームに貢献し、チームの成績や勝ち点獲得への貢献度が高い選手を選出するものです。

ノミネート選手紹介

 ノミネート選手は以下の3名です。

①山田康太(モンテディオ山形)

2021シーズン成績
 42試合出場
 8得点6アシスト


1試合平均プレー数
 51.2
1試合平均敵陣パス数
 27.0
1試合平均自陣パス数
 11.8
1試合平均ロングパス数
 5.1
ロングパス成功率
 57.7%
1試合平均タックル数
 1.7
タックル成功率
 61.6%
1試合平均インターセプト
 0.0
被ファウル数
 58(リーグ6位)
ファウル数
 37
警告
 2
退場
  

 モンテディオ山形のマルチロールがノミネート。
 横浜Fマリノスの下部組織出身の「ハマのプリンス」が来季から完全移籍で加入することが決定済み。プロ入り当初はボランチの守備的な選手であったが、現在では、中盤より前であればどのポジションもハイレベルでこなせるマルチロールへと成長し、山形の攻撃の軸となっている。
 実際に、今季は、ボランチで5試合、右サイドハーフで4試合、トップで32試合に先発しており、プレーの幅を窺わせる。
 決して、圧倒的なスタッツを残している訳ではないものの、全試合に出場し、本職がFWという訳ではないながら2桁得点に迫る8得点と結果を残した。

②高木善朗(アルビレックス新潟)

2021シーズン成績
 42試合出場
 10得点14アシスト(アシスト王!!)


1試合平均プレー数
 49.5
1試合平均敵陣パス数
 30.8
1試合平均自陣パス数
 8.9
1試合平均ロングパス数
 3.3
ロングパス成功率
 50.4%
1試合平均タックル数
 1.5
タックル成功率
 61.9%
1試合平均インターセプト
 0.1
被ファウル数
 134(リーグ1位)
ファウル数
 46
警告
 3
退場
 

 アルビレックス新潟のトップ下がノミネート。
 アルベルト監督政権下の新潟における「攻撃の要」で今季は、全試合にスタメンとして出場した。昨シーズンは1得点3アシストであったものの、今季は10得点14アシストと2桁得点2桁アシスト、j2アシスト王を獲得した。
 元プロ野球選手である高木豊さんの息子であり、3兄弟ともプロサッカー選手であることでも有名である。
 また、1月1日時点で来季の去就が発表されておらず、アルビレックス新潟で引き続き攻撃の核としてプレイメーカー的な役割となるのか、はたまた、信頼するアルベルト監督が就任したJ1のFC東京へと移籍するのか、注目が集まる選手である。

③川崎颯太(京都サンガF.C.)

2021シーズン成績
 41試合出場
 3得点2アシスト


1試合平均プレー数
 56.9
1試合平均敵陣パス数
 27.3
1試合平均自陣パス数
 18.4
1試合平均ロングパス数
 3.4
ロングパス成功率
 52.9%
1試合平均タックル数
 3.6(リーグ1位)
タックル成功率
 55.0%
1試合平均インターセプト
 0.2
被ファウル数
 28
ファウル数
 59(リーグ6位)
警告
 6(リーグ5位)
退場
 0

 来季からJ1へと昇格、復帰する京都の心臓がノミネート。
 アカデミー出身の選手で、プロ入り2年目と若干20歳ながら今季は42試合中41試合に出場し、結果を残した。昨シーズンは16試合の出場へととどまったので、今季から新たに監督に就任した曹貴裁監督に抜擢され、飛躍した選手であったと言える。
 中盤の底の選手、「門番」らしくタックル数がリーグ1位となっている。一方で、ファウル数や警告数が多く、荒削りな面もみえるというのが現状だろうか。
 パリ五輪世代の選手であり、契約更新もすでに発表されているので、J1の舞台で試合経験を積むことで、京都の心臓からパリ五輪日本代表の心臓へと飛躍するかもしれない。

2021 J2 最優秀MF賞

 私が思う、最優秀MFは

 アルビレックス新潟の高木善朗選手です!!

 アルベルト監督の元、大胆なポゼッションスタイルに変貌したアルビレックス新潟において、二桁得点二桁アシストを記録し、チームの上位進出に大きく貢献した。チームの目標であった「J1昇格」は果たせなかったものの、アルベルト監督からの信頼は厚く、来季からはアルベルト監督が就任するFC東京への移籍が噂されている。
 一方、山田選手、川崎選手は東京世代、パリ世代の選手であり若い選手である。両者とも、来季結果を残すことで、将来的な海外移籍や日本代表も見えてくるのではないだろうか。

最後に

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