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2020年春 ヨーロッパ周遊旅行 ぼくとコロナのデッドヒート 〜4日目 ミュンヘン・ニュルンベルク・ベルリン〜
4日目。2020年2月22日の出来事をつらつらと。
ミュンヘン
マリエン広場
さて、この日はまずミュンヘン市街地を散策しました。
とりあえず、ミュンヘン市庁舎のあるマリエン広場に。この広場、12世紀からミュンヘンの中心部らしいですね。日本だと、まだ平家が日本を治めていた頃でしょうか。
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ちなみにこの市庁舎は"新市庁舎"と呼ばれているらしく。それでも建造されたのは1905年。ヨーロッパに来ると100年単位で残ってる建物がゴロゴロあり、地震大国日本との違いをひしひしと感じます。
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レジデンツ
そして、徒歩でレジデンツへ。
ここはかつてバイエルン州を治めた王家の宮殿らしいです。僕は入りませんでしたが、宮殿内に入ることも可能です。
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そしてこちらはレジデンツ宮殿の横にある、テアティナー教会。
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お昼ごはん
さてさて、時間はもうお昼。ということで、ツム・フランツィスカーナーというソーセージ屋さんに行ってみました。
ここでもヴァイスブルスト。そして、塩味抜群のプレッツェルと、ビールをセットで堪能。やっぱりドイツといえばビール。本当にお客さんみんなが昼間っからビールを飲んでいるからすごい。
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再びマリエン広場に
ご飯も食べ終わったと言うことで、再びマリエン広場に戻りました。
戻る道中に目を引くのは、マリエン広場すぐ近くにあるフラウエン教会。2本の塔と、てっぺんの青いドームが特徴的。
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そうこうしてると、すぐマリエン広場に戻ってきました。ここにバイエルン州旗が掲げてありました。
バイエルン州といえば、世界的自動車・バイクメーカーのBMW。どうやらBMWのロゴの中央に青白のチェック柄が入っている理由も、バイエルン州旗が由来のようです。
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ちなみに旅行には関係ないですが、僕もBMWのF650GSというバイクに乗っています。
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新バイエルン市庁舎
そして、バイエルン市庁舎へ。展望台になっていまして、有料(4ユーロ程度)ではありますが、登ることができます。
そして展望台からは、ミュンヘン市街を一望できました。
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また、市庁舎の時計塔にはからくり人形がいっぱいいて、時間になると歌い始めます。公共施設に人々を楽しませるものがついているというのは、なかなか日本では見られない光景ですね。(そう考えると都庁プロジェクションマッピングもアリなのかもしれません。)
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ニュルンベルク
1時間半の電車旅
さて、名残惜しいですがミュンヘンを後にして、お次はまた北に戻り、ニュルンベルクへ。ミュンヘンからニュルンベルクへは、特急電車で1時間半ほど。
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すぐにさいならしました。
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この電車も個室を予約していたのですが、6人部屋で僕を含めて満員。隣に座ったハンブルグの方とお話。
ハンブルガーSVが好きらしく、2019年まで在籍していた酒井高徳のことを含め、サッカーの話題で盛り上がりました。やはりサッカーは世界の共通言語。
ニュルンベルク到着
そうこうしていると、ニュルンベルクに到着しました。ニュルンベルクの印象ですが、とにかく街が茶色い。
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ニュルンベルクという街は第二次世界大戦において大部分が破壊されたものの、その後復元された街だそう。
また、11〜16世紀に神聖ローマ帝国の歴代皇帝が住んでた城があったりと、見どころはかなりありました。
あとは聖ローレンツ教会やフラウエン教会(ミュンヘンとはまた別)といった教会も目を引きました。
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聖セバルドゥス教会
そんなニュルンベルクですが、僕は聖セバルドゥス教会というところを拝観しました。
ここの教会は、鋭い2本の塔が特徴的。中に入ると、街並み同様、茶色い光景が広がっていました。
一方、窓にはステンドグラスが施されており、とても煌びやか。
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ニュルンベルク城
さて、ニュルンベルクの街を一望出来るニュルンベルク城へ。
ここは1000年ほど前に建てられ、戦後に補修されたそうです。
小高い丘の上に位置するのですが、さらにそこには1本の塔が。過去の人たちはここから見張りをしていたのでしょうか。
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街の散策
ニュルンベルク城を後にして、再びニュルンベルクの街をふらふらします。
この街、街全体がおもちゃの国のような雰囲気で、歩いているだけでとても楽しいです。とにかく街が可愛い。
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そして、そこら辺の靴屋さんでトミーのスニーカーを買いました!日本から履いてきたボロ靴とはここでおさらばです。
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あと、ここニュルンベルクはくるみ割り人形の舞台でもあるそうですね。大きなくるみ割り人形もいました。
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職人広場
この他にニュルンベルクで立ち寄ったのは、「職人広場」という、お土産屋さんやレストランが並ぶ区画。ここはニュルンベルク中央駅からすぐのところにあります。
街全体がおもちゃの国の雰囲気であるニュルンベルクですが、ここはそんな雰囲気がより強い場所。何も買いませんでしたが、歩いているだけでワクワクします。
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ニュルンベルク駅へ
さて、そうこうしているうちに、ベルリンに行く電車に乗る時間。正直、数時間の滞在では勿体無い街でした。名残惜しいですが、いつかまた来ようと決意して離れました。
それにしても、ニュルンベルク中央駅もとてもかっこいい。形は違いますが、ちょっと東京駅の丸の内駅舎を思い出しました。
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ベルリン
ベルリン行きの電車に乗車
さて、ベルリン行きの特急電車に乗車です。ニュルンベルクからは北上することおよそ3時間。これまた長旅です。
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ベルリン到着
さて、ベルリン中央駅に21:30頃到着。ニュルンベルクをエンジョイしすぎて、ベルリン到着が予定よりも大幅に遅れました。
まあ、あとは宿にチェックインするだけだし特に問題ないかな、降りる駅は間違えないようにしよう、と決意。そして、無事にベルリン中央駅で降りることができました。人間はこのように、過去の過ちから学習をするから素晴らしい。
…が、ここで何故かまた焦る。ベルリン中央駅ですが、僕が使った他のドイツ国内の駅と比較してケタ違いにデカい。そして、平面的な駅ではなく、なんかめちゃくちゃ立体交差してる。
僕が乗ってきた特急電車は1階のホームに停車したようですが、そこから吹き抜けで4〜5階あたりの在来線ホームが見える。何この構造。とにかく衝撃的。日本で見たことのないタイプの駅。新宿駅や東京駅とはまた違います。
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そして、GoogleMapで宿への経路を調べるも、駅の構造が複雑かつ巨大ということで、まず駅から出られない。駅員さん全然いないし、そこら辺のお客さんに「この出口に行きたいんだけど!」と聞いても、「ごめん、オレ酒飲んでるからわかんない!」と言われる始末。さすがビール大国のドイツといったところ。
前々日にやらかした失態を思い出したり、ドイツ人の飲兵衛っぷりのハンパなさも相まったりと、完全にパニック。こうなると人間なかなか冷静さを保てません。
ホステルに到着…?
この日のベルリンの宿は、Belushi's Berlinというところだったのですが、Googleでベルリン中央駅からの経路を表示させ、Sバーンというベルリン市内を走る電車に乗り、何とか到着。
この時、既にに22時は過ぎていたでしょうか。やっとの思いでホステルに辿り着き、フロントで名前を名乗り、パスポートを提示。
しかし、「貴方の宿はここじゃないわ。歩いて20分くらいのところに、系列店があって、こっちで予約しているみたい」と言われる。
なるほど、東横インやアパホテルが日本国内にいっぱいあるように、海外の宿もチェーン店だったりするわけです。まあ、たかだか20分。歩きました。
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にもかかわらず、右の宿に行ってしまいました。
鉄道高架に興奮
歩いていると、高架下の光景に見覚えのある雰囲気が。あ、これ東京〜新橋あたりでよく見るやつ!とテンションが上がります。
それもそのはず、日本の鉄道の黎明期には、ドイツから技術者たちがやってきていたとのこと。ベルリンと東京とで意外な繋がりを知ることができました。
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新シナゴーグ
そして、ホステルを目指して夜のベルリンを歩きます。
すると、目の前に荘厳な建物が。これはシナゴーグと言って、ユダヤ教徒にとっての教会。こちらの新シナゴーグは、かつてナチスによる攻撃を受けて激しく損壊したそうです。
建物としてとてもカッコよく、ここで写真を撮りました。
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ホステルに到着…そして地獄再び
さて、僕の泊まった宿は新シナゴーグから徒歩5分程度。22:30頃に到着。
そして受付で名乗り、パスポートを提示…あれ、パスポートが無い。嘘でしょ。ない、ない。確かにパスポートケースに入れて、ショルダーバッグに入れたはず。それなのに、パスポートケースごと消えていました。
20分前に間違えて行ったホステルのフロントでは、確かに提示。そこに忘れたのかと思い、スタッフさんに電話をしてもらう。しかし、無いと。
もうここで、動悸が止まりません。何故無いのか。わけがわからない。とりあえず受付ではパスポートのコピーを提示。そしてスタッフさん数人が「大丈夫だから、落ち着いて水でも飲んで」と声をかけてくれ、水を飲ませてくれました。
しかし、水を飲んでもパスポートは出てきません。というわけで、23時のベルリンの街を駆け回りました。探すは通って来た道。
まあ、そんなに上手く見つかるわけはありません。間違えて行ったホステルにも行きましたが、やはり無いと。フロントの前で膝から崩れ落ちました。
2月の真冬のベルリンでしたが、走り回ったおかげで僕ひとりだけは灼熱。最早涙で何も見えない中走っていました。
結局見つからず、諦めてホステルの寝床に。悪い夢であってくれ、と祈りつつ、寝入るのでした…
2020年2月22日の世の中
・ダイヤモンドプリンセス号の乗客で、陰性と判断されて下船を完了させた60代の女性が、下船後に発熱し、陽性と確認される。
・韓国や台湾、タイ政府等が国民に対して、日本への渡航の自粛を呼びかける。