#42 引っ込みがつかない俺
明日を避けるために、嘘が雪だるま方式で大きくなります。
「マジで、もう無理だから!
借りてる金をまとめて返したら離婚してくれる?
ねぇ、離婚したいんだよ!」
はぁ。
どうやって大人しく離婚届にサインをさせるか、
が目下の目標だったので、
お金を返してくれて離婚もしてくれるの?
願ったり叶ったりじゃん!!
「いいよ。するよ。だけどちゃんとお金は…」
「返すって言ってんだろ!お前こそ、それで離婚しないとかなしだからな!」
「しますよ。けどお金が先だからね。そっちの要望なんだから」
「まじで、お前離婚するって一筆書けよ!」
「一筆でも何でも書くけど、そっちこそ一筆書いてよ!」
「あぁ、いいよ。お前ホントに後で離婚しないはないからな!」
幸せな人…。
私が離婚を嫌がっていると思っているのね。
どうしたらそんな思考になれるのかしら。
その後、家はwebで解約手続きが出来る事が分かったので、
その場で解約手続きをしました。
「俺、2週間はここにいるからな。住むとこ探さなきゃいけないし。」
この時点では鼻歌まじり。
ご機嫌です。
でも明日の予定はまだ生きているのです。