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#92 殺してもいいんじゃないかなぁ
なにが殺意じゃ!
ヤツの嘘で、
本当に殺されるところだった、と思ったことは、
無免許でずっと私を助手席に乗せていたこと。
まさか!です。
私だけではなく、
甥っ子はヤツと二人で遠出をしたこともあります。
本当に恐ろしいです。
警察にもチクりましたが、現行犯でない限りそれで捕まえることは出来ません…。
この頃のことを思い出すと吐きそうになります。
本当に殺したかったし(それは今も変わらないけど)、
どうしたら刑務所に入れられるのか、ということばかり考えてました。
(これも今と変わらないけど笑)
☆
『ブラックリスト』というアメリカのドラマに、
レイモンド・レディントンというおじさまが出てきます。
この世に存在する悪行の全てに手を染めてきたような人ですが、
私は彼が大好きです。
もし、彼が味方だったら、
私に襲いかかるどんな災難も、
そんな事が起きようとしていた事さえ気付かないうちに、
なかった事にしてくれるでしょう。
私を傷つけた人間には、
毛穴という毛穴から得体の知れない水分が吹き出るほど、
精神的にも肉体的にも立ち直れない制裁を与えてくれるでしょう。
私の気が収まる方法で解決してくれるはずです。
レディントンはそういう人です。
ここ何ヵ月か、
密かにレディントンを探しています。
正直「殺人サイト」を検索したこともあります。
人はこうやって追い詰められていくんだな、と怖くなりました。
『辟易する』
当時ヤツが気に入って使っていた言葉です。
カッコいいと思ったんでしょうね。
『辟易します』ぅて言ってる自分、イケてるって。
こんな下らない人間を殺って罪に問われるとか、
もっと下らない。
殺すのやーめた!