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#50 被害届

6時を待って姉に電話。

「大丈夫?どこにいるの?」

居場所を告げると「すぐ行く」と。
本気で頼れるのは家族しかいないと実感。

姉が到着する間にも、

「てめー、覚えとけよ!」

「家族もやってやる!」

姉の勤め先や、私の以前の勤め先の名前も書き連ね、
『やってやる』
『電話してやる』
を何度もLINEしてくる彼。

電話してどーするのだろう?
こんな時でも頭はどこか冷静だったりするから不思議だぁ。

実家はバレているため、地元の警察にも連絡をした方がいい、
と思い、
飛んできてくれた姉と共に警察署へ向かいました。

夕べの一件を一通り説明すると、
「そっちで被害届は出してないんですか?」と。

「何も書いていないし、ただ遠くに行けと言われて離れました。」
と伝えると、

「ちょっと待っててくださいね」

取調室を出て、ドアの外で何やら揉めている様子。

夜中に通報した警察署で、私の調書を取っていない事が問題だったらしく、
本来はここでする事ではありません、と前置きした上で、
調書作成が始まりました。

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