#29 キッカケの昼帰り
大きな仕事が決まりそうなとき、
「総支配人に食事に誘われた。アクビも来るか?」
いやいや、食事とは言え仕事でしょ。
行かれないよ。
「そうか、そうだよな。
この場合さぁ、俺が仕事を貰う方だから、
支払いは俺がするんだよな?」
翌日、3万円を持って17時には出掛けた彼。
途中ちょいちょいLINEを送ってくる。
こういう時の彼はとってもマメです。
何も聞いてないのに言ってくる。
これがうしろめたさの現れだと気付いた時はもう遅いのです。
このあと、
夜中の1時過ぎに電話が鳴りまくります。
「帰るから迎えにきてー。住所送る。」
起きていたので、送られた住所に向かいました。
到着して連絡をすると、かなり酔っている様子。
店から出てきて車に乗ると、
「○○さんが、もう日本人サラリーマンの嫌な飲み方でベロベロだよ。
でも次行くぞってうるさいから、これは行った方がいいと思うんだ。
✕✕さん(女性)はさっき帰ったよ。男二人になったからさー、ここからなんだよー」
は?帰るんじゃないの?
「アクビのこと大好きだからさー、一緒に帰りたいんだけどさー、本当に帰りたいけど、そしたらこの仕事失うよー。」
嫌な飲み方をしている○○さんに、私が帰るように言う、と言うと
それらしい理由をつけて優しく止める。
結局、更に飲み代を、と私からお金を取りまた店に戻っていきました。
ここから全ての嘘が明らかになるのです。
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